矢野耕平先生の中学受験お悩み相談室

2016-12-16中学受験その他

 さて、前回「中学入試・面接対策その1」という記事を公開しました。今回はそのつづきです。

 面接での子どもの言葉遣いの注意点について説明をしたいと思います。

 中学入試の面接というと、どうしても子どもに正しい「敬語」を使わせねばと力んでしまいがちですが、その必要はありません。中学入試の面接では子どもに「尊敬語」「謙譲語」を使いこなすことは求められていないのです。下手に「敬語」の訓練などすれば、敬語を意識し過ぎるあまり、肝心の回答が支離滅裂なものになってしまう可能性大です。中学入試の面接では、「~です」「~ます」の丁寧語を用いれば十分です。但し、一部注意しなければならない言葉遣いを下に列挙します。

1.身内の呼び捨て(謙譲語)
 「お母さん」× → 「母」○
 「お父さん」× → 「父」○
 「おばあちゃん」× → 「祖母」○
 「おじいちゃん」× → 「祖父」○

2.一人称のことば
 男の子 「ぼく」○、「私」△、「俺」×
 女の子 「わたし」○、「あたし」×

3.話し方について
 質問されたら、必ず「はい」と大きな声で返事をしましょう。その上で、質問に対してハキハキと答えることが必要です。気をつけるべきは「回答内容の一文を短くする」ことです。「~で、~で、~で、~です。」などと子どもによってはダラダラ話してしまう癖がついているもの。子どもには簡潔に回答させる練習をさせたいものですね。


 お時間があれば、以下の質問を子どもに答えさせてみてください。

(1) 自宅から学校までの通学路を教えてください。
(2) 本校の志望理由を教えてください。
(3)尊敬する人はだれですか。また、その理由を教えてください。

 上記の質問の回答例、気をつけるべきポイントは次回のブログで公開します。お楽しみに。



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矢野耕平先生
大手塾に13年間勤めたのちに、2007年に中学受験専門塾「スタジオキャンパス」を設立。代表を務めるとともに国語と社会を担当しています。
著書として『LINEで子どもがバカになる「日本語」大崩壊』(講談社+α新書)、『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)など多数あります。
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プロフィール

中学受験専門塾「スタジオキャンパス」代表。東京・自由が丘と三田に校舎を構える。国語・社会担当。著書に『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書)、『LINEで子どもがバカになる』(講談社+α新書)、『旧名門校 VS 新名門校』(SB新書)など多数。最新刊は『男子御三家 麻布・開成・武蔵の真実』(文春新書)、『早慶MARCHに入れる中学・高校』(朝日新書)。現在、プレジデントOnline、こそだてオウチーノなどで記事を連載している。


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