矢野耕平先生の中学受験お悩み相談室

2017-11-27中学受験その他

質問

もう12月です。このままだとあっという間に受験本番が来てしまいそうで不安になってきました。
努力は十分にしています。あとは神頼みしかないような気もしています。
先生的には、何かこれをしておけば大丈夫!というジンクスはありますか?
根拠はなくても良いので、心の支えが欲しいです!
でもそういうのに頼るのはいけないことですか?

回答

 こんにちは。受験生本人からのご質問、うれしく思います。


 受験本番が近づいてきましたね。
 「努力は十分にしている」……こう言い切れるのはすばらしいことじゃないですか。きっとその努力は実を結ぶはずです。大切なのは残り2ヶ月、その努力を継続できるかどうかということです。


 入試直前期、ともすれば「あれもやらないと、これもやらないと」といろいろな教材につい手を出してしまいがちです。が、この時期に心がけたい「努力」のひとつとして、「いかに特別なことをやらないかという努力」があります。つまり、新しい教材に手をつけるよりも、今まで学習した教材の復習を徹底的におこなってほしいということです。(社会の時事問題集や志望校の過去問などは例外です)
 入試直前期、多くの書店で「総仕上げ用」の参考書・問題集が並ぶことでしょう。『入試直前20日間完成!』なんて表記があれば、ついグラッときてしまいそうです。
 入試が差し迫ってきた時期に、その焦りを見透かしたような謳い文句には「藁にも縋りたい」思いで飛びついてしまいそうです。しかし、それらの教材はしょせん「藁」に過ぎないのです。
 考えてもみてください。入試直前のたった20日間で「完成」できるのであれば、何年もかけて受験勉強などしなくともよいですし、塾すら不要でしょう。それらのお手軽なキャッチコピーは「売る」ための戦術に過ぎません。
 今まで学習してきたことを信じて、それらの内容の総確認をおこない、抜けがないか確かめる。この当たり前の作業を繰り返すことが合格への一番の近道だとわたしは確信しています。


 あと、「ジンクス」ですか……。
 「ジンクス」というより「ゲン担ぎ」として、わたしは緊張しそうな場にいくときは必ず「背伸び」をします。ちょっと心が落ち着くような気がするからです。
 あなたが「今日はテストの出来がよかったな」と感じたときには、いつもとはちがう「何か」があったかどうか確認してみましょう。ひょっとしたら、いつもとはちがう行動をしていたのかもしれません。それを思い出して、同じ行動を次のテストのときにおこなってみるとよいでしょう。それでまた上手くいけば、あなただけが持つ「魔法」が完成します。ぜひ見つけてくださいね。


 志望校に合格できることを心から願っています。がんばれ!




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矢野耕平先生は大手塾に13年間勤めたのちに、2007年に中学受験専門塾「スタジオキャンパス」を設立。代表を務めるとともに国語と社会を担当しています。
著書として『LINEで子どもがバカになる「日本語」大崩壊』(講談社+α新書)、『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)など多数あります。

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プロフィール

1973年東京生まれ。大手塾に13年間勤めたのちに、2007年に中学受験専門塾「スタジオキャンパス」を設立し、代表に就任。東京・自由が丘と三田に校舎展開している。また、学童保育施設「ABI-STA」特別顧問 も務める。著書に『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)、『iPadで教育が変わる』(マイコミ新書)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書)『LINEで子どもがバカになる「日本語」大崩壊』(講談社+α新書)がある。


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