こんにちは。
わたしのTwitterでこちらの「中学受験お悩み相談室」をお知りになったのですね。
「Twitterをいつも見ていますよ!」とおっしゃってくださるのは、わたしにとって大変嬉しいことであり、「気持ちが悪い」などとは一切思いません。わたしは実名を晒してTwitterをやっていますし、中学受験生の保護者に向けていろいろなことを発信したいと考えているからです(もちろん、中学受験とは関係のない個人的な呟きも多く含まれていますが)。
さて、学校の先生のTwitterの件です。
学校公式のTwitterであれば、「いつも先生のTwitterを見ています!」と伝えるのは全く問題ないだろうと思います。そういう応援の声はその先生にとって励みになり、もっといろいろ発信したいなあという意欲につながることでしょう。
しかしながら、ちょっと引っかかったのは、その先生のTwitterが学校公式のものではないという点です。所属する学校名や実名を公開しているのならよいのですが、そういうことではなく、それまでの呟きの内容から所属する学校名とその先生個人を類推し、割り出して……ということあれば、声をかけるのは控えたほうがよいと思います。そんな場合はそれこそ「え? なんで自分のTwitterがバレてしまっているんだろう。何だか気持ちが悪いなあ」とその先生が感じてしまう可能性もあるでしょう。
なお、個別の質問でこのような声をかけたところで、息子さんの受験結果に有利に働くなどということは一切ありません(お分かりかと思いますが)。ですから、無事にお子さんがその学校に進学したあと、その先生に対して個別にお声がけをしてもよいと思いますよ。
SNSは大変便利で楽しいものです。しかし、それらとの付き合い方や距離感の測り方は子どもにとっても大人にとってもなかなか難しいものです。
息子さんの中学受験が上手くいくことを心より願っています。
中学受験に関する相談や質問を受付中です!
毎月、お寄せいただいたお悩みの中から先生が2つを選んで上旬と下旬に回答いたします。(お悩みを採用させていただいた場合でも、ご連絡はしておりません)
すべてのご相談には回答できませんので、あらかじめご了承ください。また、個別のご質問に対して、メールでの直接回答はいたしかねますので、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
中学受験専門塾「スタジオキャンパス」代表。東京・自由が丘と三田に校舎を構える。国語・社会担当。著書に『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『男子御三家 麻布・開成・武蔵の真実』『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(ともに文春新書)、『旧名門校 VS 新名門校』(SB新書)など多数。最新刊は『令和の中学受験 保護者のための参考書』(講談社+α新書)。現在、AERA dot.やプレジデントOnline、ビジネスジャーナルなどで連載記事を執筆している。