矢野耕平先生の中学受験お悩み相談室

2020-03-31中学受験その他

質問

小学4年生の子供がいます。私が塾の先生と合いません……。面談でも子供への指導も冷たい感じがして、先日の面談では、苦手科目の算数の指導も具体的ではなく、おまけに勝手に志望校まで決められ、それはあきらかに実績欲しさの学校でした。勿論志望校に合格するのは大切ですが、中学受験で得るものはそれだけではない気がします。子供のために我慢をしています。成績が上がらないのも気になりますが、このままだと、この先生のせいにしてしまいそうです。


回答

 こんにちは。
 長く生きているととんでもなく「相性」の悪い人に出会いますよね。ここまで相性がよくないと、ひょっとしたらその先生が「善意」で提案したことであっても、受け手としてはそれを歪めて解釈してしまう可能性もありそうです。

 その先生に対してお母様がここまで苦手意識を持っていることは、当然お子さんも感づいているでしょうし、その先生本人も何となく分かっているのでしょう。

 もし、お子さんの受験を考える上で、その先生とどうしても関わらなければならない……ということでしたら、思い切って転塾されてみてはいかがですか。成績が上がっていない……というのは客観的事実ですから、お子さんにはそれを理由にして別の塾へと導いてみることをおすすめします。

 中学受験の主役はもちろんお子さんです。
 しかし、お子さんが中学受験を乗り切るためには保護者の支えがなければ成し遂げられません。
 そのお母様が塾講師に対して後ろ向きの気持ちを抱いてしまうと、中学受験そのものに消極的になってしまい、結果としてお子さんの踏ん張りどころを支えきれなくなる危険性を孕んでいるように思います。

 転塾をして相性の良い先生に出会えれば、中学受験という大きな目標に親子で立ち向かえるのではないか。わたしはそう考えます。


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矢野耕平先生
大手塾に13年間勤めたのちに、2007年に中学受験専門塾「スタジオキャンパス」を設立。代表を務めるとともに国語と社会を担当しています。
著書として『LINEで子どもがバカになる「日本語」大崩壊』(講談社+α新書)、『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)など多数。2018年12月上旬に「旧名門校 VS 新名門校 今、本当に行くべき学校と受験の新常識がわかる! 」(SB新書)が刊行。
中学受験業界に精通されている矢野先生へ、ぜひ受験の不安や疑問などお寄せください!




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プロフィール

中学受験専門塾「スタジオキャンパス」代表。東京・自由が丘と三田に校舎を構える。国語・社会担当。著書に『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書)、『LINEで子どもがバカになる』(講談社+α新書)、『旧名門校 VS 新名門校』(SB新書)など多数。最新刊は『男子御三家 麻布・開成・武蔵の真実』(文春新書)、『早慶MARCHに入れる中学・高校』(朝日新書)。現在、プレジデントOnline、こそだてオウチーノなどで記事を連載している。


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