矢野耕平先生の中学受験お悩み相談室

2021-04-19中学受験その他

質問

 先生、はじめまして。娘が小6になり、スマホが欲しいと言い出しました。中学に入ってから持たせようと考えていたのですが、コロナ禍をきっかけにスマホを持つ友達が増えたようです。習い事や塾に通っているためキッズ携帯は持たせているのですが…。
 娘は性格的に流されやすいところがあるため、受験への影響も考えあと1年我慢させようと思っているのですが、先生はどう思われますか?アドバイスお願いいたします。


回答

 こんにちは。
 中学受験生たちがスマホを手に入れるのは、彼ら彼女たちの中学入試が終わったタイミングが多いですね。私立中学校に進学するわけですから、スマホは地元の小学校の友人たちとつながるとともに、在住地域がバラバラの私立中学校の友人たちとの大切なコミュニケーションツールになります。
 いまの子どもたちはいわゆる「デジタルネイティブ」です。われわれ大人たちが思っている以上に「スマホ」は特別な通信機器ではないと子どもたちはとらえています。

 しかしながら、スマホを持たせた直後の子どもたちには様々なトラブルが勃発するものです。
 たとえば、LINEで不用意な一言を発してしまい友人と仲違いしてしまったり、動画漬けになって睡眠時間が削られたり、SNSの反応を常に気にして落ち着かなくなったり……。これらの例は枚挙に暇がありません。
 さて、受験期のこの時期に上述したようなトラブルが起こったら大変ですよね。間違いなく、受験勉強に専心できなくなってしまいます。

 わたしの観測する限り、小学校6年生の子たちの大半はキッズ携帯を持っていて、スマホ所有者は少数派です。確かにコロナ禍をきっかけにスマホを持つ友人たちが増えたのかもしれませんが、「よそはよそ、うちはうち」です。

 スマホを持たないと不都合になるような「広い範囲」にお嬢様がいるわけではないのですから、冒頭で述べたように、スマホを手渡すのは中学受験が終わってからでよいでしょう。そのようにお嬢様に言い聞かせて、納得させましょう。


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矢野耕平先生
中学受験専門塾「スタジオキャンパス」代表。東京・自由が丘と三田に校舎を構える。国語・社会担当。著書に『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『男子御三家 麻布・開成・武蔵の真実』『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(ともに文春新書)、『旧名門校 VS 新名門校』(SB新書)など多数。最新刊は『令和の中学受験 保護者のための参考書』(講談社+α新書)。現在、AERA dot.やプレジデントOnline、ビジネスジャーナルなどで連載記事を執筆している。




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中学受験専門塾「スタジオキャンパス」代表。東京・自由が丘と三田に校舎を構える。国語・社会担当。著書に『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『男子御三家 麻布・開成・武蔵の真実』『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(ともに文春新書)、『旧名門校 VS 新名門校』(SB新書)など多数。最新刊は『令和の中学受験 保護者のための参考書』(講談社+α新書)。現在、AERA dot.やプレジデントOnline、ビジネスジャーナルなどで連載記事を執筆している。


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