矢野耕平先生の中学受験お悩み相談室

2018-04-20中学受験の学校選び

質問

子どもの受験動機が不純です。
制服が可愛いからここへ行きたいと言います。
やる気になるのは良いことですが制服って……と思ってしまいます。
そういうものなのでしょうか。
もっときちんとした志望理由を身につけさせるにはどうしたらいいでしょうか。

回答

 こんにちは。


 なるほど、お子さんの学校の志望動機が「可愛い制服」なのですね。
 いいじゃないですか! 「不純」どころか、いたって「純粋」な動機だと思います。男であるわたしにはなかなか実感できないことですが、女の子にとって多感な時期、ましてや6年間も過ごす中学校と高校の制服がどんなデザインなのか気になるのは当たり前だと思います。実際、制服のモデルチェンジをして劇的に志願者を増やした学校が幾つもあるくらいです。


 ここはお母様がいっしょになって、「制服」を一つの基準にしてお子さんの学校選びに付き添うと、お子さんは嬉しいでしょうし、日々の学習に打ち込めるきっかけになるかもしれないと考えます。
 反対に、わたしからすると「この学校の教育理念に魅力を感じて~」なんて志望動機を語る子は、親の影がどうしてもちらついてしまい、かえって「不純」な動機に感じられることだってあるのです。



 さて、制服ばかりに憧れてちっとも勉強しない……というのがお母様の悩みであれば、それは問題ですよね。前回のお悩み相談でも回答しましたが、春から夏にかけておこなわれる「学校見学会」「オープンキャンパス」などにお子さんを参加させ、その学校を肌で感じられる「実体験」を積むのも、本当の意味でやる気を喚起させるきっかけになるのではないでしょうか。


 憧れが実際の行動(主体性を持った科目学習)へとつながり、お子さんが「憧れていた制服」を身にまとい、中高生活を謳歌できることを心より願っています。



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矢野耕平先生
大手塾に13年間勤めたのちに、2007年に中学受験専門塾「スタジオキャンパス」を設立。代表を務めるとともに国語と社会を担当しています。
著書として『LINEで子どもがバカになる「日本語」大崩壊』(講談社+α新書)、『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)など多数あります。
中学受験業界に精通されている矢野先生へ、ぜひ受験の不安や疑問などお寄せください!




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プロフィール

1973年東京生まれ。大手塾に13年間勤めたのちに、2007年に中学受験専門塾「スタジオキャンパス」を設立し、代表に就任。東京・自由が丘と三田に校舎展開している。また、学童保育施設「ABI-STA」特別顧問 も務める。著書に『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)、『iPadで教育が変わる』(マイコミ新書)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書)『LINEで子どもがバカになる「日本語」大崩壊』(講談社+α新書)がある。


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