矢野耕平先生の中学受験お悩み相談室

2020-08-13中学受験の学校選び

質問

先生、はじめまして。小5の娘がいます。今年、志望校の説明会に参加しようと思っていたのですが、新型コロナの影響で控えることにしました。ネットで説明会を行っている学校のものは参加してみるつもりですが、動画やウェブ説明会だけで決めていいものでしょうか……。来年の状況がどうなるかもとても心配です。


回答

 こんにちは。
 新型コロナウイルスの感染拡大がなかなか止まらない中、ライブの説明会からオンラインの説明会に切り替える私立中学校が多いようです。
 もちろん、どの学校だって保護者の皆さんに直接来校してほしいにちがいありません。コロナ禍による苦渋の選択なのでしょうね。

 さて、ライブの説明会にあって、オンラインの説明会にないものは何でしょうか。

 わたしは「その学校の雰囲気を直に感じ取る」ことだと考えます。
 言い換えれば、それ以外の要素はオンライン説明会で知ることが可能です。今年は志望校選びの材料としてオンライン説明会をとことん活用すべきでしょう。娘さんはまだ5年生ですから、今年のうちに「受験校」を確定させる必要はありません。まだまだ時間は残されています。ですから、「受験候補校」を幾つか探すくらいのつもりで「肩の力を抜いて」いろいろな学校のオンライン説明会に参加してみましょう。

 ライブの説明会であれオンラインの説明会であれ、チェックポイントは同じです。その学校は「中高6年間でどんな子どもたちに育てたいと考えているのか」という点を評価軸にして、わが子に通わせたいかどうかをじっくりと考えるべきです。

 この点については過去にこのパスナビの記事で言及していますので、ご一読ください。
【質問】学校を訪問するにあたり、チェックしたほうが良い点などをアドバイスいただけますか。(2016/10/19掲載)

 コロナ禍が沈静化し、娘さんが受験生になる来年こそはいろいろな学校に直接見学できるとよいですね。そのときに「受験候補校」を「受験校」にするかどうか決めればよいと思います。

 「来年の状況がどうなるかもとても心配です」とありますが、わたしも当然ながら来年の状況は予測できません。ただ、ひとつ言えるのは、中学受験生保護者はみな同じような不安を抱えているのですし、みな「同じような状況下」に置かれているのですね。ですから、娘さんの志望校選びについてはそんなに焦らないでよいと思いますよ。例年であっても、最終的な受験校が決まるのはだいたい6年生の秋ですし。


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矢野耕平先生
大手塾に13年間勤めたのちに、2007年に中学受験専門塾「スタジオキャンパス」を設立。代表を務めるとともに国語と社会を担当しています。
著書として『LINEで子どもがバカになる「日本語」大崩壊』(講談社+α新書)、『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)など多数。2018年12月上旬に「旧名門校 VS 新名門校 今、本当に行くべき学校と受験の新常識がわかる! 」(SB新書)が刊行。
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プロフィール

中学受験専門塾「スタジオキャンパス」代表。東京・自由が丘と三田に校舎を構える。国語・社会担当。著書に『中学受験で子どもを伸ばす親ダメにする親』(ダイヤモンド社)、『13歳からのことば事典』(メイツ出版)、『女子御三家 桜蔭・女子学院・雙葉の秘密』(文春新書)、『LINEで子どもがバカになる』(講談社+α新書)、『旧名門校 VS 新名門校』(SB新書)など多数。最新刊は『男子御三家 麻布・開成・武蔵の真実』(文春新書)、『早慶MARCHに入れる中学・高校』(朝日新書)。現在、プレジデントOnline、こそだてオウチーノなどで記事を連載している。


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