中高パスナビで何度もご登場いただいている清水章弘先生の10冊目の本が刊行されました。タイトルは「努力を結果に結びつける17のルール」(幻冬舎)です。
本書には、清水先生の中学生時代から東大入試への挑戦、20歳で学習塾を起業して経営する現在に至るまでの体験談が綴られており、中・高校生はもちろん、大人のための勉強法やビジネスの大事なエッセンスが盛り込まれています。
本書の内容は清水先生の実体験がもとになっていて、まるで清水先生の当時の日記を読んでいるかのように臨場感に溢れてグイグイ引き込まれていきます。清水先生はこれまで数々の失敗を経験しながら、壁にぶち当たった時にどのように考えて行動し、乗り越えてきたのかが詳しく書かれています。そこから導き出された「17のルール」は、勉強にも人生にも役立つものとなっています。
例えば、第6のルール『「一番できる人」を観察する』では、センター試験前の10カ月間の様子が書かれています。
東京大学に現役で合格された清水さんは、簡単に合格したわけではありませんでした。高校3年の6月に全国模試で世界史が100点中21点だったそうです。10カ月後のセンター試験では最低でも90点を取らなければ東京大学の合格は絶望的な状況でした。そこで清水先生は、当時通っていた予備校で「一番できる人」の勉強法を観察し、大切なものを見つけ、受験生活を終えるまで徹底的に自分を追い込み、これまでの知識を総動員して東大入試に挑戦されました。
このように、本書には具体的な勉強法だけではなく、ものごとに対する姿勢や見方も学ぶことができます。
学校の勉強や受験勉強で、がんばっているのに成績が上がらないと悩んでいる方や、もっと結果を出したい!と願っている方。 お子様だけではなく、仕事やスキルアップのために勉強をしている方、日々の仕事でもっと成果を出されたいお父さまお母さまも含めて、家族みんなで読んで「17のルール」を実践すると、楽しく続けられそうです。
本を読んだ後は、気持ちが前向きになれて自分も新たに挑戦したくなりました。パワーをもらえる1冊ですので、是非本屋さんでお手に取ってご覧ください。
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