広尾学園高等学校(東京都港区)は、1月27日にiPadを使った物理の実験授業を公開します。
医学部や最先端理・工学部を目指す広尾学園高等学校の「医進・サイエンスコース」は、2011年7月から1人1台iPadを所有し、日々の学園生活や研究活動、学習活動等に活用しています。今回、物理の実験授業として力学実験を実施するにあたり実験方法のリサーチからデータの解析などをiPadをメインツールとして活用します。
同校の実験授業は、内容の理解を促すための実験(demonstration)だけでなく、問題解決能力を鍛えるために自ら調べ、考える本当の意味の実験(experiment)を目指しています。
今回の物理学実験では、従来の授業で重視されていた実験器具や方法に関する指示や説明は行わず、iPadを用いてウェブ上の確かな情報を集めることで、自分たちの力で課せられた課題を解決する方法を模索します。さらに実験で得られたデータはiPadの表計算アプリケーションNumbersを用いてその場で分析して議論の材料とします。
生徒たちには最新の機器を使いこなすICT能力が養成されるとともに、問題を解決するという明確な目的を持って思考することで実験の原理を深く理解することが期待されています。
『1人1台のiPadを活用した「重力加速度の測定」実験』(高校物理)
【日時】 1月27日(金)10:40~12:20 【会場】 広尾学園新校舎サイエンスラボ(〒106-0047 東京都港区南麻布5-1-14) |
なお、同コースの高校1年生38名に、旺文社より書籍『英単語ターゲット1900[5訂版]』および、iPhone/iPod touch/iPad向けアプリケーション『英単語ターゲット1900』を提供しています。授業内で活用するだけでなく、自学自習による自宅や通学中といった学習環境・時間の拡大や、反復的な学習への意欲を上げることを促します。
日々の学習時間は、広尾学園が独自に持つ学習管理ツールを用いてiPadで集計します。2012年2月末までに合計3回の単語テスト及びアンケートを実施することにより、語彙量の変化や語彙の定着度、さらには学習環境や学習方法などの変化を測る予定です。本件につきましては、2012年3月以降に追加報告を発表予定です。 詳しくは旺文社HPをご覧ください。
中学・高校の受験情報、学校訪問記録、受験勉強に役立つ学習法など、志望校選択や受験生活にプラスになる情報をお届けします。