中高パスナビ編集部

2014-12-01学校訪問

桐朋女子中・高等学校「時代を創る女性(リーダー)を育成する教育とは」前編

11月15日、桐朋女子中高等学校にて「第3回中学 学校説明会」がありました。特別企画として、「時代を創る女性(リーダー)を育成する教育とは」というテーマで、2名のスペシャルゲストによる教育シンポジウムが開催されました。

kousya


ゲストは、2015(平成27)年度入試で大きな入試改革を打ち出した国際基督教大学(以下ICU)学長の日比谷潤子さんと、桐朋女子中・高等学校の卒業生でありインテル株式会社代表取締役社長の江田麻季子さんです。

日本の入試制度、グローバル人材の育成、女性が輝ける社会についてなど、今注目されているテーマが盛りだくさんだったシンポジウムに、編集部も出席させていただきました。


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桐朋女子中・高等学校の学校長 河原勇人先生


桐朋女子中・高等学校の学校長 河原勇人先生のお話によると、同校の教育は「入学試験からはじまる」を合い言葉にして、入学試験に大切なメッセージを込めてきたそうです。例えばA入試の口頭試問は、約30分間、授業やビデオ視聴、作業などを行い、いくつかの課題に答えてもらいます。単に問題から答えへの直線的なものではなく、問題から答えへの筋道をたどりたいと考え、作業を通して集中力や興味の対象、学習事項の定着の様子、表現力などできるだけ客観的にみたいと考えてこられました。
桐朋女子中・高等学校が、この口頭試問とICUの新入試科目「総合教養」は共通コンセプトではないか…と感じられ、ICUに講演の依頼をして今回の特別企画が実現したそうです。

今日は、このシンポジウムの概要をお届けします。


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---ICUは新しい選抜方法を実施されると今春発表がありました。どのようなものか教えてください。

日比谷 2015年2月実施の一般入学試験から、実際の講義を聴いて設問に答える「総合教養」を導入します。
大学入学後に、実際に授業で行う場面をそのまま再現するような形で、受験者の能力を測りたいという意図からです。与えられた講義をきちんと理解し、提供される読みものを読んで自分の中でつなげて考えれば、必ず答えが見つかる問題です。予備校に行かなくても、高校でしっかり勉強していれば解答できます。
現在、本学のHPに「総合教養」のサンプル問題を掲載しています。世界史、哲学、化学、医学的な内容など広い領域から出題されています。

一般的に、高校のシステムは早い時期から文系・理系コースに分かれる傾向で、限られた教科を学ぶ場合が多いです。高校時代はできるだけあらゆる教科をバランスよく学んでほしいと思っています。これは社会に出ても同じで、幅広く学ぶことが大事だからです。

新書程度のまとまった本や新聞を読むなどして、ある程度のスピードで読んで考えをまとめる努力を続けることを受験生に薦めています。
ものを読む楽しさ、未知の世界に触れる楽しさを持って高校生活を送られた人に、ICUに入学していただきたいです。



---インテルの入社試験の選抜はどのようなものでしょうか。

江田 インテル日本法人の採用の基準は、会社の文化との相性もありますが、ものの考え方を一番重視します。シチュエーションが変化したときにしっかりと調整して対応できるかを見ています。



---インテルに入社後は、どのような育成をされているのですか。

江田 新入社員の方には、「大学を卒業して就職活動も終了したけれど、勉強はここで終わらない」と伝えています。
技術もビジネスも変化します。また、個人の適性も時代によってどんどん変わります。インテルでは、文系の方がエンジニアになり、エンジニアからビジネス方面に進んで活躍しているものもいます。

広い視点で多様性を受け入れて探究心を持ち続けていくと、勉強も苦ではありません。いくつになっても新しいことを学び続ける人が多い会社にしていきたいと思っていて、社員みんなに伝えています。



明日も引き続き、教育シンポジウムの概要をお届けします!お楽しみに!




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