中高パスナビ編集部

2011-09-15学校訪問

共立女子第二中学校 学校説明会 (1)


教育改革、新しい校舎と新しい制服…さらなる進化へ向けて新たなスタートを切った共立女子第二中学・高等学校(東京都八王子市)に、9月8日訪問しました。
従来の高尾駅からのスクールバスに加え、この9月からJR八王子駅よりスクールバス(※)が運行され、通学も便利になる共立女子第二の「学校説明会」の模様を2日間にわたってお送りします。 (
2日目:授業や校舎の様子、2012年度入試

※八王子駅からのスクールバスは、9月は生徒のみ乗車による試運転、10月から本運転開始予定。

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学校長のあいさつ (関 和彦校長先生)

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3月11日の東日本の大震災から半年が経ちます。
地震発生時、教職員や警備員、スクールバスの運転手が下校途中の生徒を保護し、250名が学校で過ごしました。学校には、乾パン、水、2,000枚近くの毛布の備蓄がありましたが、八王子市内中のお弁当屋さんに電話をして400食の温かい弁当を手配しました。
おかげさまで事故もなく過ごすことができました。

あの地震から半年が経ちましたが、1,000名近い生徒をおあずかりしている校長の立場から「喉元すぎれば熱さを忘れる」ような気持ちや姿勢ではいけないと、今あらためて自分自身を戒めています。本校は地震対策はできる限り整えているつもりです。もし今地震が発生しても、必ずお子様をご家族の元へお送りします。

さて、本校では、6年間を通して行われる進路指導を「針路プログラム」と呼んでいます。
「針」という字の右側のつくりは「十」です。最初のうちは「針路」ですけれども、針は一本ではなく十。単に狭い範囲の勉強ではなく、幅広い範囲の勉強をします。例えば、自然との接していく中で土のありがたさを知り、生命の大切さを知ります。そこから発展していけば、看護や生物科学に興味や関心を持つ場合があります。
中学3年間で生徒の興味が広がり、高校生で円弧を描くように丸めていき、6年をかけて自分の目標の頂点に持っていってほしいです。そのような進路教育、そのための教育改革を順次進めています。子どもたち一人ひとりの違っている良さを、出来る限り伸ばしていきます。

今日の授業参観を通じて、本校の教育に対する心を実感していただければ幸いに存じます。

~リノベーション~教育の質の保証 (入試広報部主任 金子先生)について


「良き社会性」と「高度な学習力」、両方を兼ね備えた生徒を育てるために、さまざまな改革をしています。生徒が6年後に自分の進路に現役で進めるよう、先取りカリキュラムを研究してきました。
そして平成23年4月より「完全中高一貫カリキュラム」をスタートしました。

<教育改革のポイント>
□ 主要5教科の単位増 -国・数・英・社・理 3年間で計75単位、理数科目の強化
センター試験では文系でも理数科目が必要になります。 また、SPIという就職の試験では、数学の問題が出題されます。文系でも数学的な素養が必要です。そのときになって準備するのではなく、本校でしっかり勉強をしていれば就職活動の試験もクリアできるようにします。

□ 年間実授業時数の増加 1単位あたり29時間から33時間に
カリキュラムの変更と授業日数が増えたことで、生徒の学習状況を確かめながら、ゆったりとしたペースで「先取り学習」ができます。

□ 時程の見直し
主要5教科はなるべく午前中に配置しています。

□ 朝学習(小テスト)・授業内「学習確認テスト」導入
朝学習では、週3日が国・数・英、残り週3日は朝読書を総合的な学習の時間として行っています。
「学習確認テスト」とは、定期試験と定期試験の間に、単元の半分くらい進んだ時点で実施する中規模のテストです。これによって生徒の学習状況を遅れることなく把握し、生徒にアドバイスができます。

■充実した体験学習

日々の生活の中で「小さな体験」をたくさんいれています。それは教科の指導であったり、ホームルームであったり、進路指導にあります。例えば、理科では校内で大根の種を植えており、今年は全部で650本の収穫を見込んでいます。これを給食に出して食育の材料に使ったり、家に持ち帰ってもらいます。
家庭科の実習では、中学1年生は煮魚とほうれん草のおひたし、五目炊き込みご飯を作りました。実習の後、自宅でも作ってもらいます。

机に向かうだけでは、勉強はなかなか身に付きません。実際の体験を通していろんな関心を持っていただき、そこから学びが始まることを期待しています。


■心と身体で<風と光>を感得

バランスが良い人間を育てるためには、環境が必要です。中庭をゆったりとした広さにしたり、空が広く見えるように作るなど工夫しています。生徒がのびのびと暮らせて、卒業後もまた遊びにきたくなる環境にしようと校舎をデザインしました。


■進路について

現役進学率が97%で、うち共立女子大・短大へ50%が進学しています(2011年度)。ここ数年は共立女子大・短大への進学が増えています。その理由は、共立女子大・短大の就職率が89%強と非常に良く、資格が取れて就職に強い学科が増えているためだと思われます。

本校には、「指定校推薦(単願型)」と「併設校特別推薦入試制度」(併願型)があります。後者は、共立女子大学・短期大学の合格を推薦で得た後に入学権利を保持したまま他大学受験のチャレンジを許可している制度です。他大学を目指す方も安心感のあるシステムです。


このように、本校では教育内容、とくに進学面についてさまざまな改革を行っています。

先々の大学入試だけを見た“細い改革”ではありません。勉強と人間教育をバランス良く取り入れていきます。10年後、志を持って社会に貢献できるような、一緒に働きたいと思われるような生徒を育てたいと考えています。


保護者を迎えて

続いて、中学2年生の在校生がいる保護者2名(Kさん、Tさん)が学校生活についてお話されました。


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-クラブ活動や学校行事を通じて、お子さんの様子はどのような印象ですか。


Kさん:中2の娘は吹奏楽部に所属しています。かなり忙しい部活でして早朝練習もあります。帰宅後は宿題をしたり、好きなテレビを見ています。

中学1年生のはじめの頃は、小学生の頃から比べて睡眠時間が減っていたこともあり、部活と勉強の両立ができるか不安でした。
ですが、1年もたたないうちに、忙しい生活リズムに順応してきました。少しでも自分を楽にするために、休み時間を使って宿題をこなすなど時間の使い方が上手になってきました。

Tさん:家は練馬区にありまして、娘は約1時間30分以上かけて通っています。部活動は、陸上部に所属しています。
入学当初は遠いから身体が続くのかと心配しましたが、遠いことが理由で弱音を吐いたことはありません。
宿題の量は多いですが、なんとかこなしてがんばっています。

-学校生活で特に印象に残っていることを教えてください。


Tさん:3月11日の震災です。地震発生時は、ちょうど部活が始まる頃、下校時間でした。
下校途中の生徒に対して、先生方がいち早くスクールバスや自家用車で迎えに来てくださったことに感動しました。
子どもと連絡が取れなかったので心配はしていましたが、インターネットを通じて子どもの様子を伝えてくれたので安心しました。


-本校の入学前と入学後の印象について違いはありましたか。


Kさん:二人の姪が卒業しているので、10年くらい学校の話を聞いていて文化祭にも行ったことがあります。当時の印象は、生徒が明るくてのびのびしていて学校全体が穏やかだと思いました。

入学後は、思っていた以上に勉強量が多いと感じました。小テストが多いですが、ただ点数をつけるだけではなくて、本当に子どもたち一人ひとりが理解できるまで教えてくれます。また、学校から配布されるプリントを見ると、先生がかなりの時間をかけて作ってくれており、わかりやすくまとまった内容なのが伝わります。先生方の「責任をもって子どもたちに学力をつける」気持ちが分かりました。

Tさん:私は本校の卒業生ですので、入学前と入学後の印象の違いは特にありません。在学中から「親身な学校」と思っていました。娘が実際に入学して同じような感情を持ちました。
こんなにたくさんの生徒がいるのに、先生方が密に連絡をとりあって一人ひとりの生徒をよく把握されています。きめ細やかに見てくださっているのが印象です。
通学時間が遠いとか、駅から遠いかなと懸念なさっている方がいらっしゃるかと思います。スクールバスが充実していますし、こどもは慣れるのが早いので心配することは無いと思います。



-受験を迎えられる方々へのメッセージをお願いします。


Kさん:学習面でも生活面でも、面倒見の良い先生たちがいらっしゃると思います。
子どもたちは思春期という難しい時期を迎えられると思いますが、そのときに「相談して良かった」と思える先生に出会えると思います。教職員皆さんで子どもたちのことを見守ってくれるという気がします。
自信を持ってこの学校を薦められますし、娘がこの学校に出会えて良かったと思います。

Tさん:素晴らしい環境は東京一ではないでしょうか。愛情あふれる先生方のもと6年間過ごすことができれば、素直で情緒豊かな人に育つと思います。


明日は、授業や校舎の様子、2012年度入試についてお届けします。




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