<教育改革のポイント> □ 年間実授業時数の増加 1単位あたり29時間から33時間に □ 時程の見直し □ 朝学習(小テスト)・授業内「学習確認テスト」導入 |
■充実した体験学習
日々の生活の中で「小さな体験」をたくさんいれています。それは教科の指導であったり、ホームルームであったり、進路指導にあります。例えば、理科では校内で大根の種を植えており、今年は全部で650本の収穫を見込んでいます。これを給食に出して食育の材料に使ったり、家に持ち帰ってもらいます。机に向かうだけでは、勉強はなかなか身に付きません。実際の体験を通していろんな関心を持っていただき、そこから学びが始まることを期待しています。
■心と身体で<風と光>を感得
バランスが良い人間を育てるためには、環境が必要です。中庭をゆったりとした広さにしたり、空が広く見えるように作るなど工夫しています。生徒がのびのびと暮らせて、卒業後もまた遊びにきたくなる環境にしようと校舎をデザインしました。
■進路について
現役進学率が97%で、うち共立女子大・短大へ50%が進学しています(2011年度)。ここ数年は共立女子大・短大への進学が増えています。その理由は、共立女子大・短大の就職率が89%強と非常に良く、資格が取れて就職に強い学科が増えているためだと思われます。
本校には、「指定校推薦(単願型)」と「併設校特別推薦入試制度」(併願型)があります。後者は、共立女子大学・短期大学の合格を推薦で得た後に入学権利を保持したまま他大学受験のチャレンジを許可している制度です。他大学を目指す方も安心感のあるシステムです。
このように、本校では教育内容、とくに進学面についてさまざまな改革を行っています。
先々の大学入試だけを見た“細い改革”ではありません。勉強と人間教育をバランス良く取り入れていきます。10年後、志を持って社会に貢献できるような、一緒に働きたいと思われるような生徒を育てたいと考えています。
続いて、中学2年生の在校生がいる保護者2名(Kさん、Tさん)が学校生活についてお話されました。
-クラブ活動や学校行事を通じて、お子さんの様子はどのような印象ですか。
-本校の入学前と入学後の印象について違いはありましたか。
入学後は、思っていた以上に勉強量が多いと感じました。小テストが多いですが、ただ点数をつけるだけではなくて、本当に子どもたち一人ひとりが理解できるまで教えてくれます。また、学校から配布されるプリントを見ると、先生がかなりの時間をかけて作ってくれており、わかりやすくまとまった内容なのが伝わります。先生方の「責任をもって子どもたちに学力をつける」気持ちが分かりました。
Tさん:私は本校の卒業生ですので、入学前と入学後の印象の違いは特にありません。在学中から「親身な学校」と思っていました。娘が実際に入学して同じような感情を持ちました。
こんなにたくさんの生徒がいるのに、先生方が密に連絡をとりあって一人ひとりの生徒をよく把握されています。きめ細やかに見てくださっているのが印象です。
通学時間が遠いとか、駅から遠いかなと懸念なさっている方がいらっしゃるかと思います。スクールバスが充実していますし、こどもは慣れるのが早いので心配することは無いと思います。
明日は、授業や校舎の様子、2012年度入試についてお届けします。
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