-三輪田を卒業した後の経歴について教えてください。
Yさん:35回(1984年)卒業です。薬学部のある大学に入り、製薬会社の本社勤務となりました。結婚と同時に実家の自営業を手伝い、現在に到ります。娘が中学1年生に在学中です。
Tさん:46回(1995年)卒業です。大学では日本文化を学び、卒業後は生命保険会社で9年間勤務、その後地方公務員になりました。
Kさん:62回生で今年3月に卒業しました。憲法に興味を持っており、大学では法学部にいます。将来は学校の先生になりたいと思い教職課程をとっています。
-三輪田に入学された理由を教えてください。
Yさん:父が複数の私立学校を見学し、三輪田に決めました。当時は地元の公立中学校が荒れており、通わせたくなかったそうです。また、大学がない学校のほうが自分で将来を決めるだろうと両親が思ったそうです。
Tさん:知人から三輪田学園を教えてもらい、父が見学しました。都心だけれども緑がたくさんあり、まじめそうな生徒が多かった印象で父が決めました。
Kさん:小学校3年生のとき、自分から中学受験をしたいと両親に言いました。塾の先生から三輪田学園を勧められ、母が見学をして受験を決めました。
望月先生:今の在校生に聞くと、三輪田のクラブ活動の中に、自分の趣味や興味と合うクラブがあったので受験したという生徒が増えています。
Yさんのお子様が三輪田を受けた理由は何でしたか。
Yさん:娘の第一志望校は別の学校でしたが、その学校の過去問題が全く解けなかったそうです。「歯が立たない問題を出す学校は、自分に合わない学校」と感じたようです。算数が大の苦手だった娘でしたが三輪田の過去問題は解けたので、小学6年生の11月に三輪田を第一志望に変更して猛勉強していました。
-クラブ活動で印象に残っていることはありますか。
Tさん:バスケットボールクラブに所属していました。トレーニングのために縄跳びで二重飛びをしなければいけなかったのですが、私は出来なくて先輩が教えてくれたのが印象的でした。
Kさん:器楽クラブで打楽器をしていました。100人以上の部員をまとめるのが大変だと痛感しました。
望月先生:昨年、新しい校舎になり施設が充実したためクラブも強くなってきました。バスケットボールクラブや音楽クラブは昨年都大会に出場しました。中学1年生のほぼ100%がクラブ活動に参加しています。
-中学1年生の最初の頃の友人関係やトラブルで記憶に残っていることはありますか。
Yさん:私の娘が今中学1年に在学しており、毎日楽しそうに通っています。家より学校が楽しいようで、朝早くから最終下校時刻まで学校にいます。1学期の間でたくさんの友達の名前が出てくるのですが、いろんな友達ができて楽しそうです。
Tさん:卒業して16年経ちますが、中1のときに席が近かった友達とは今でも仲が良く頻繁に会っています。
Kさん:1学期ごとにクラス対抗の球技大会があるのですが、相手のクラスがこなくて試合ができなくなり、そのクラスと私のクラスの仲が悪くなった記憶があります(笑)。
望月先生:友人関係で万が一トラブルが発生したら、子どもたち同士で解決します。先生方と生徒の距離が近いので何か困ったことを抱えたお子さんがいれば、先生方から声がけをします。周りの生徒も知らせてくれます。友達関係が深刻な状態になることはありませんのであまりご心配されなくて大丈夫です。
-宿題や課題の思い出はありますか。
Yさん:私の時代も今も、毎回英語の復習テストがありますね。娘は毎日英語をやらなければと思っているようです。
望月先生:必ず前の時間の復習テストをします。ですので、復習をしないで次の授業にのぞむことはできません。提出物なども厳しくチェックしています。
Kさん:英語の小テストに間違えた部分を3回書く「訂正ノート」があります。毎回先生が一言コメントをしてくれるので、「先生は見てくれていたんだ」とやりがいを感じ、自分の学力も上がっていきました。
-行事が豊富な三輪田学園ですが、思い出に残っている行事はありますか。
Yさん:運動会です。男の子の目がないので力が入ります。
望月先生:運動会は学年対抗です。走る競技がとにかく多いので、低学年でも優勝は狙えます。勝ち負けではなく、テーマは団結、協力です。運動神経に関係なくみんなで一体感をもって夢中になれるようです。
Kさん:中3の広島の修学旅行です。広島で被ばくされた方に直接お話を伺う機会があります。自分たちが経験したことがないことを経験者から聞けることはとても貴重でした。
-ときが経つとわかってくる三輪田の良さはありますか。
Yさん:私が通っていた頃と今と、学校がかもし出す空気は何十年も変わらない安心感があります。
会社の入社試験の最終面接の際、一人の面接官のお母様が三輪田の卒業でした。採用後にその面接官に「三輪田の子だったら間違いないと思った。がんばりなさい」と言われました。 社会に出てから評価が高い学校のブランドがあるなあと感じました。
望月先生:説明会にいらっしゃる保護者の中で、職場にしっかりした三輪田の卒業生がいるのでどんな学校なのか興味を持って来られるお父様がときどきいらっしゃいます。
6年間学ぶと身に着くもの…それは穏やかだったりやさしさだったり、誠実さだったりします。 何事も一生懸命するまじめな姿勢が身につくと思います。 皆様方のお子様が、まじめにコツコツ努力を厭わない方でしたらものすごく成長されると思います。