今年で創立120周年を迎えた海城中学校・高等学校(東京都新宿区)の文化祭「海城祭」を見学しました。
訪れたのは9月17日の10時頃でしたが、午前中からたくさんの来場者でにぎわっていました。
今日は、昨年度来場者の投票で1位になった「中高化学部」の様子をご紹介します。
見学者全員が「安全メガネ」をかけて、8つの実験ブースを回ります。
部員の皆さんが、数々の本格的な実験を来場者の目の前で披露してくれました。
見学者からの質問に丁寧にわかりやすく解説してくれます。
小・中学生はもちろん、大人の知的好奇心を刺激する実験もたくさんありました。
▲ 【振動反応の実験】 液体の色が周期的に変化する実験です。無色透明だった溶液に別の溶液を入れると、溶液相互の間で色が交互に行き来(白茶)します。
▲【人工イクラの実験】 アルギン酸ナトリウムと塩化カリウムは反応すると膜を作る性質があり、これによって丸いぷよぷよしたイクラそっくりのものが出来ます。
▲【小さな雷の実験】 濃硫酸にメタノールを注ぎ、過マンガン酸カリウムを入れると反応が起こり、雷のような光が見えます。
▲ 【液体窒素の実験】 液体窒素による低温(-196℃)下での物質の状態変化、通電時の変化等を観察します。写真はエタノールの冷却の様子です。
▲ 【液体窒素の実験】 ある一定の温度まで冷却したときに、電気抵抗がゼロになると同時に、外部からの磁力線を遮断する物質を超伝導体といいます。このとき上に強力な磁石をのせると磁石が浮上します。
実験を解説した「KCC化学時代XV」という冊子が配布され、帰宅後に復習できます。
30年の歴史を誇る化学部。見る人を驚かせ、楽しませる工夫がたくさんありました。
2日間で約2万人が来場された海城学園の文化祭。今日ご紹介したのはほんの一部です。
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