●概要を一覧掲載
アンケート調査にもとづき、各校の独自奨学金制度をまとめました。掲載内容はアンケート集計時のもの(2017年12月~2018年2月13日現在)です。2019年度入試時点では、奨学金の内容に変更があることもあり、また、ほとんどが若干名募集なので、奨学金を希望される方は出願の前に必ず志望校にお問合せください。学校名は原則、2018年度の校名を記載しています。奨学金等の名称の後の(中)は中学生対象、(高)は高校生対象、(中高)は中学生・高校生対象であることを表します(判明分のみ)。
●奨学金の2つの目的
学校独自の奨学金制度の目的の1つは、経済的な理由から学費の支払が困難になった生徒を援助すること。2つ目は、入学試験や在学中の成績優秀者の勉学を奨励することです。これは特待生制度と似た内容ですが、学校によっては独自奨学金として制度化しています。この場合、入学試験の出願時に申請などが必要になることもあるため、早期に募集要項などで詳細を確認する必要があります。
●必ず学校に詳細を確認しましょう!
ここに掲載したのは、奨学金を支給する学校の一部です。奨学金制度の内容が非公表やアンケート未回答等の理由で掲載していない学校もあります。また、今後、新たに奨学金制度を設ける学校もあると思われます。そのため、奨学金の受給を希望する場合は、出願の前に、志望校に奨学金制度の有無を確認することをおすすめします。奨学金制度の詳細については、学校に確認のうえ、早期に申請の準備をするようにしてください。
この記事は「2019年度入試用 中学受験案内」より転載いたしました。
浦和明の星女子中学校 | ○聖母被昇天修道会奨学金(中高):経済的理由により就学困難な者に、500,000円を給付。期間は1年間。定員は4名。 ○浦和明の星女子中学・高等学校後援会奨学金(中高):経済的理由により就学困難な者に、500,000円を給付。期間は1年間。定員は4名。 |
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浦和実業学園中学校 | ○九里育英振興会学費貸与制度(中高):経済的理由により援助が必要で、学業が優秀な者に、学費年額の50%を限度に貸与。期間は在学中の3年間。定員はなし。返還は卒業後5年以内。 ○九里總一郎記念奨学金(中高):品行方正で学業優秀な者(学業特待生除く)に、中学50,000円、高校150,000円を年1回給付。定員は中学が各学年1名(計3名)、高校は各学年3名(計9名)。 |
大妻嵐山中学校 | ○芳梅会育英奨学金(中高):経済的理由で就学困難な者に、授業料300,000円を貸与。期間は1年間。若干名。返還は収入を得た年度より3年間。 ○成績奨学生A・B(中高):1年間の成績優秀者に、Aは授業料380,000円、Bは授業料の半額190,000円を給付。期間は1年間。若干名。 |
大宮開成中学校 | ○特待生(中):特待生入試の成績優秀者に、授業料360,000円を給付。期間は3年間。若干名。 ○特待生(高):成績優秀者に、授業料360,000円を給付。期間は1年間。若干名。 |
開智中学校 | ○開智学園育英奨学金(中高):経済状態に就学困難な事情が生じ、就学者に経済的援助が必要と認められ、本人に学業継続の意思があり、成績及び性行が良好な場合、学費負担額として200,000円を限度に給付。 ○特待生(中高):新入生(内部進学含む)のうちから学力優秀生を対象に、中学は170,000円~538,000円を、高校は160,000円~628,000円を給付。期間は原則として在学期間中。定員は合格者及び内部進学生の2%程度。 ○奨学生(中高):第2、3学年のうち、他の生徒の模範かつ中核として活動している者に、中学は170,000円~320,000円、高校は160,000円~528,000円を給付。期間は原則として1年。定員は学年生徒数の1%程度。 |
開智未来中学校 | ○S特待・A特待(中高):入試の成績上位者でかつ入学後も成績・素行ともに優れている者に、S特待は授業料638,000円を、A特待は320,000円を給付。期間は1年間。 |
春日部共栄中学校 | ○岡野育英会奨学金:健康で学業に精励し、成績優秀であって学費の支弁が困難な者、また、在学中の境遇の変動で修学の継続が困難となった者に、月額20,000円を貸与。返還期間は応相談。 ○岡野育英特待生制度(中高):学業優秀で他の生徒の模範となる者に、授業料・維持費480,000円を免除。期間は1年間。定員は在籍者の約1%程度。 |
国際学院中学校 | 学力優秀生のための奨学金制度がある。 |
埼玉栄中学校 | ○奨学生(高):成績優秀者を対象に、①入学金・授業料・施設設備拡充費、管理費・学業支援金、または②入学金・授業料・施設設備拡充費・管理費、もしくは③入学金・授業料を給付。期間は毎年度更新。定員は特に無し。 |
埼玉平成中学校 | ○A特待生・B特待生(中):修学意欲が旺盛かつ学業・人物が優秀であると認められる者、または体育・文化活動において、特に優秀な素質を有すると認められる者に、A特待は授業料・施設費420,000円を免除、B特待は授業料180,000円を免除。期間はいずれも1年間。定員はなし。 ○成績奨学生(高):修学意欲が旺盛かつ学業・人物が優秀であると認められる者、または体育・文化活動において、特に優秀な素質を有すると認められる者に、授業料150,000円またはその一部を免除。期間は1年間。定員はなし。 |
栄東中学校 | ○佐藤栄太郎奨学生制度(中):特に成績が優秀な生徒を対象に、授業料300,000円を給付。期間は1年間。 ○佐藤栄太郎奨学生制度(高):特に成績が優秀な生徒を対象に、授業料・施設費550,000円を給付。期間は1年間。 |
狭山ヶ丘高等学校 付属中学校 | ○特待生(中):入学試験において高得点である者に、入学金250,000円と授業料360,000円を給付。期間は原則1年間。定員は特になし。 ○奨学生(高):入学試験において高得点であり、中学校の成績が優秀である者に、入学金250,000円と授業料336,000円を給付。期間は原則1年間。定員は特になし。 |
淑徳与野中学校 | 学力優秀生のための制度がある。 |
城西川越中学校 | ○入試特待生制度(中):入学試験における成績優秀者に、授業料を免除。期間は3年間(毎年見直しを行う)。 ○入試特待生制度(高):入学試験における成績優秀者に、月額20,000円を給付。期間は3年間(毎年見直しを行う)。 ○奨学金制度(高):成績優秀者に月額20,000円を奨学金として給付。期間は3年間(毎年見直しを行う)。 |
城北埼玉中学校 | ○近藤育英基金(高):家計が困窮し、経済的援助が必要な場合、授業料408,000円を貸与。期間は1年間。定員はなし。返還は最終学年卒業後。 ○特待生(中高):前年度学年成績が90点以上で、人物が優れ、成績会議で認定された者に、授業料408,000円を給付。期間は1年間。定員は各学年2名まで。 |
西武学園文理中学校 | ○特待生(中高):学業成績・人物等を勘案し、総合的に判断して認められた者に、中学は授業料・施設費・教育充実費860,000円、高校は授業料・施設費・維持費892,000円を免除。期間は1年間。 |
西武台新座中学校 | ○学校法人武陽学園奨学給付規程(中高):学業成績優秀で、スポーツ、学芸等のクラブ活動に秀でた者に、中学は授業料30,000円以内、高校は授業料23,000円以内を給付。若干名。 |
東京農業大学 第三高等学校附属中学校 | 【2017年度の情報です】○学業奨学生(中高):学業成績および人物優秀な者を対象に、授業料、維持費として中学432,000円、高校372,000円を給付。期間は1年間。 |
獨協埼玉中学校 | ○獨協埼玉中学高等学校応急奨学金(中高):家計の急変により経済的援助が必要な者に、授業料300,000円を給付。在学中1回。定員はなし。 ○獨協埼玉中学高等学校後援会奨学金(中高):経済的困窮により経済的援助が必要な者に、360,000円を給付。期間は1年間。定員はなし。 |
武南中学校 | ○成績特待生(高):学内規定による成績上位者に、授業料・施設費312,000円を免除。期間は1年間。若干名。 |
本庄第一中学校 | ○学業奨学生(中高):入学試験において成績優秀である者に、入学金270,000円・授業料・施設設備費を給付。期間は中学・高校の6年間(高3進級時に見直しあり)。若干名。 |
本庄東高等学校附属中学校 | ○特待A(中高):成績優秀者に、授業料・施設費として678,000円を給付。若干名。 ○特待B(中高):成績優秀者に、入学金220,000円を給付。若干名。 |