2012-05-28

教育セミナー
私立と公立では、6年後にどんな違いがでるの?


履修主義から修得主義


清水先生

学力は、ペーパーテストだけでは測れません。学力の意味を考え直す必要があると思います。基礎学力、思考力、表現力、意欲のセットで考えましょう。

公立は、履修範囲を教えることを第一とする『履修主義』です。 一方、私立は『修得主義』に立っています。すなわち、生徒たちがきちんと授業を理解し、確かな学力を身につけていくかに判断基準を置いて指導しています。

「わかる」と「できる」は違います。子どもは学んでから、それを自分で表現できないと、本当にマスターしたとは言えません。

私立には、質の高い授業があり、面倒見の良い教師がいます。勉強方法はもちろん、受験科目に直接関わりない学びも充実しています。 ものごとをよく考えたり、子どもたち同士で協議をする授業は彼らの成長につながります。個々人が勉強するだけではなく、集団での学びもとても大事です。私立には、共に学び、協議し、グループで勉強する環境があります。


伝統と革新を繰り返す私立学校


私立には創立者がいます。想いや教育理念があって、これが建学の精神につながっています。

建学の精神は、いつまでも変わりません。一方、学校の中身は、時代の変化や社会のニーズとともに変化する部分もあります。伝統と革新を繰り返しながら私立学校は進んでいます。このような発想は公立学校にはありません。


卒業生の連帯感


卒業生の連帯感がしっかりしていることも、私立一貫校の魅力です。

6年間を一緒に過ごした仲間、特にクラブ活動の友人との連携・連帯はとても強いです。 母校には、いつも温かく迎えてくれる恩師がいます。卒業してから母校に戻ることで、自分の原点を見つめ直すことができます。母校は母港なのです。


子どもをありのまま受け止めてください


思春期は難しい時期でもありますが、保護者は子どもの話をありのまま受け止めることから始めてください。

“乳児の頃は、決して肌を離さず
幼児の頃は、肌を離して、決して手を離さず
子どもの頃は、手を離して、決して目を離さず
青年期には、目を離して、決して心を離さず”
という話があります。

「いつも子どものそばにいるよ」という姿勢は、子どもたちに安心感を与えますので、とても大切です。

“親子の話し合いがよくできている家庭ほど、子どもは自分の将来に対する意識が高い”という調査結果があるように、ご家庭での対話は大切です。 子どもの話はよく聞いて、受け止めて、基本的には肯定的にとらえてあげてください。 ただ、子どもが間違ったことを言ったときは、きちんと注意してください。人としての生き方は曲げずに、子どもと向き合ってください。

6年後の子どもの姿に期待して、ぜひ私立学校で学んでいただきたいと思います。


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