2020-04-24

行きたい学校探しから受験まで 中学受験フロー 2021年度入試用

 中学受験をするにあたって、どのような手順を踏めばよいでしょうか。ここでは、志望校の決定から受験までを3段階に分けて紹介します。

「行きたい学校探し」編

1.中学校以降の進路をまず確認する

 中学校選びは、その先の高校・大学のことを考えながら行う必要があります。まずは、下の図を見て、どのような進路が考えられるのかを確認しましょう。

中学から大学までの進路例
※私立高校から系列大学に進学するパターンもある

2.中学受験するかどうかを決める

 進路の確認が終わったら、中学受験をするかどうかを検討します。受験するためには、ほとんどの学校ではお子さんが塾へ通うことになるでしょうし、保護者のさまざまなバックアップも必要になってきます。慎重に検討しましょう。

3.学校を調べて、行きたい学校を探す

 学校選びの際は、公立か私立か、共学か男女別学か、併設大学の学部学科、付属校から併設大学へどのくらい進学しているか、宗教、学費、通学時間などをパンフレットを取り寄せたり、ネットなどで調べましょう。また、文化祭や体育祭、学校説明会に参加するなどして、直接自分の目で確認することも必要です。
 確認事項は多岐にわたりますが、最も大切なのは、どのような学校がお子さんに向いているのか、進学先で充実した日々を過ごせるかです。お子さんに合った学校選びができているかどうか必ず確認をしましょう。

主な大学の設置学部
● 早稲田大学…政治経済、法、教育、商、社会科学、国際教養、文化構想、文、基幹理工、創造理工、先進理工、人間科学、スポ ーツ科学
● 慶應義塾大学…文、経済、法、商、医、理工、総合政策、環境情報、看護医療、薬
● 明治大学…法、商、政治経済、文、理工、農、 経営、情報コミュニケーション、国際日本、総合数理

「受験対策」編

1.塾を選ぶ

 受験を考えている多くの子どもたちが塾に通います。塾では勉強はもちろん、受験に必要な情報も得ることができます。塾に通う時期はお子さんの現在の学力にもよりますが、基礎学力に不安があるようだったら、なるべく早い時期から通うとよいでしょう。
 塾には特定の私立中学受験指導に強いなど、特色があるのでよく調べてお子さんの適性に合ったところを選びましょう。

2.模試を受ける

 模試を受けるメリットは、現時点での実力がわかり、志望校との距離が測れること。本番に近い雰囲気で行われるので場慣れできることがあります。
 最近は公立中高一貫校の適性検査に対応した模試もあります。適性検査に必要な思考力や表現力を養成するためにも受験したほうがよいでしょう。

3.お子さんにアドバイスする

 受験勉強を進める上で、学校の成績や模試の結果ばかりに目がいきがちですが、できないことをしかるのではなく、「できていないところはどこなのか」、「どうすればできるようになるのか」に目を配りましょう。
 お子さんのやる気を促すようなアドバイスをしてください。ほめて伸ばすことを忘れないようにしましょう。

「中学入試受験」編 入試のポイント

■ 入試の状況は毎年変化する

 ここ数年、午後入試の導入や試験日の増設、新しい科目の入試や特待生入試の実施など、入試の多様化が目立ちます。同じ学校でも試験ごとに検査方法が異なるケースもあります。
 中学入試の状況は毎年変化しているので、志望校のホームページでチェックしましょう。

■ 受験費用や優遇措置のチェックも忘れずに

 私立中学の受験生1人あたりの受験校数は5~7校ぐらいが平均的ですが、その分、受験の費用もかかります。
 受験料はだいたい1校20,000円~25,000円ですが、同一校の複数回受験では割引になったり、2回目以降は無料というところもあります。また、複数回の受験で2回目は満点の2%を加算するなど合格判定時に優遇措置がある学校もあります。調べてみましょう。

■ 入試が終わって

 受験の結果がどう出ようとも、これまで努力してきたことは決してムダにはなりません。
 身につけた能力や勉強の習慣は今後、中学や高校に進学してから必ず役に立ちます。まずはお子さんがこれまで努力してきたことをほめてあげること。それが一番大切です。

この記事は「2021年度入試用中学受験案内」(旺文社)より転載しました。



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