2021-06-15

「一般入学者選抜」はこう実施される!【千葉】 2022年度入試用

入学者選抜方法について

 千葉県の公立高校入試では、全日制(地域連携アクティブスクールを除く)及び定時制の課程の全ての学校・学科で一般入学者選抜が実施されます。2021年度入試から、これまで前期・後期の2回にわたって行われていた選抜が、2月下旬(2022年度は2月24・25日の2日間)の1回にまとめられました。

出願について

 千葉県では「通学区域に関する規則(学区制度)」があるので、出願は、県立高校及び市立高校の通学区域に関する規則に基づいて、定められた通学区域の中から1校を選んで出願します。学区制度については、下に掲載しています。
 出願に必要な書類は、入学願書、調査書などで、欠席が多い理由などについて説明が必要な場合は自己申告書を提出し、これも選抜の資料に加えられます。「志願理由書」については、志願する学校・学科で必要とされる場合に提出します。2021年度入試で提出を求めた学校・学科は、全日制で6校7学科、定時制で9校9学科でした。
 なお、出願後は1回に限り志願(志願した高校)・希望(志願した高校の課程、学科、三部制の部の希望)の変更ができます。

選考について

 一般入学者選抜の検査日は2日間ありますが、第1日に3教科の学力検査を実施し、第2日に2教科の学力検査に加え、面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査及びその他の検査の中から、いずれか一つ以上の検査を実施します。
 第1日の学力検査は、国語・数学・英語の3教科が課されます。試験時間は、国語・数学が50分、英語が60分で、問題は各教科とも全て共通問題となります。国語は放送による聞き取り検査を、英語はリスニングテストを含みます。なお、定時制の課程で学力検査を3教科と定めた学校は、各高校が定める検査を実施します。
 第2日は学力検査として理科・社会の2教科が課されます。試験時間はいずれも50分です。学力検査を3教科と定めた定時制の課程で、第1日に各高校が定める検査を実施できない場合は、第2日に実施することができます。学力検査は5教科とも100点満点ですが、理数科(くくり募集の理数科は除く)や外国語、国際関係の学科では特定教科の傾斜配点を実施しています(下表参照)。
 学校設定検査の内容と実施校数については、2021年度入試の実績を次ページの表に示しました。全日制の122校199学科のうち、面接実施校が最も多く、次いで自己表現という結果でした。また、2つの検査を課す学校・学科も18校24学科ありました。1つの検査の場合、配点は10~100点とし、2つ以上の検査の場合、合計得点は150点が上限とされています(2つ以上の検査+面接を実施する専門学科では、例外として面接は50点、合計得点は200点が上限となります)。
 また、2021年度入試からは、急病等で受検できなかった志願者対象に追検査が行われることとなりました。検査内容は本検査に準じて実施されます。

学力検査における傾斜配点実施校

《選抜資料の内容と扱い》

選抜資料の内容

 選抜は、「学力検査の成績」、「調査書」、「学校設定検査の結果」を資料として行われます。選抜資料は原則全て得点化・数値化され、各資料の得点の合計による「総得点」に基づき総合的に判定されます。「選抜・評価方法」の詳細は、各高校より事前に公表されます。

調査書の扱い

 調査書の評定については、3年間の9教科5段階評価の評定を合計した点数(135点満点)に、各高校が定める「K」の数値を乗じて「調査書の得点」とされます。Kの数値は原則として1ですが、学校の特色に応じて0.5~2の範囲内で定めることができます。1以外のKの数値を定める学校は、下の表のとおりです。
 また、評定以外の調査書の記載事項について、学校の特色に応じて50点を上限に「調査書の得点」に加点がなされます。

各校が定める検査の内容概略と実施校
Kの数値=1以外の設定校

選抜の方法

 選抜の方法については、各選抜資料の得点を全て合計した総得点に基づいて順位をつけ、上位から順に入学許可候補者を決める方法(1段階目の選抜)のほか、学校の特色を重視した2段階による選抜を実施する学校もあります。2021年度入試では、若松、幕張総合-総合、浦安、四街道、一宮商業、大多喜、大原、安房、君津-普通、京葉、市立習志野、市立船橋が2段階の選抜を行いました。
 なお、2段階の選抜を行う場合、2段階目の選抜枠は募集人員のうち20%以下と定められており、さらに、1段階目で算出した「調査書の得点」、「学校設定検査の得点」に、k 1・k 2・k 3の数値を乗じた得点によって選抜資料とされます。得点の詳しい算出方法は、下に示したとおりです。

【選抜資料の得点の算出方法は?】

 選抜資料の得点の算出方法について説明します。
 まずは、多くの学校が採用している、選抜資料の得点を全て合計した総得点に基づいて順位をつけ、上位から順に入学許可候補者を決めるシンプルな方法です。

選抜方法のイメージ

 2段階目の選抜では、1段階目で得点(数値)化した「調査書の得点」、「調査書の記載事項による加点」、「学校設定検査の得点」に、次のk 1・k 2・k 3の数値を乗じた得点を、選抜の資料とすることができます。
・k 1…調査書の評定の全学年の合計値にKを乗じた数値①に乗じる係数
・k 2…調査書の記載事項の加点②に乗じる係数
・k 3…学校設定検査の得点③に乗じる係数
 なお、k 1・k 2・k 3の数値は、それぞれ1以上とし、各高校が定めます。ただし、k 1・k 2・k 3を乗じた後の配点は、1段階目で定められた配点の上限を超えないものとします。
 選抜の手順、選抜のための各資料の項目及び配点等を定めた「選抜・評価方法」は、各高校のホームページで公表されますので、確認が必要です。

千葉県学区制度について

千葉県立高校の出願にあたっては、「通学区域に関する規則」に基づいて、志望する学校を決めなければなりません。

● 千葉県の県立高校には学区制があり、地図の通り第1学区から第9学区まで定められています。受検者が志願できるパターンは次の通りです。

  1. ① 全日制普通科➡千葉女子高校・幕張総合高校・木更津東高校を除き自分が住んでいる学区内の高校か、となりの学区の高校。
  2. ②全日制専門学科、総合学科、千葉女子高校、幕張総合高校、木更津東高校➡県内全域。
  3. ③定時制、通信制➡県内全域。
  4. ④協定を結ぶ隣接県の公立高校を志願できる市町村がある。

●一方、市立高校は各市により次のように定められています。

  1. ① 全日制普通科➡市内全域(習志野市立、船橋市立、松戸市立は第1~4学区、柏市立は第2~4学区、銚子市立[理数科含む]は第4~6学区から志願できる)
  2. ②全日制普通科以外の学科(銚子市立を除く)➡県内全域
学区地図

第2次募集について

 一般入学者選抜で入学予定者数が募集人員に満たない場合、第2次募集を行います。選考では全ての高校で面接が実施され、加えて集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査及びその他の検査のうち1つが課されます。第2次募集でも、志願者は志願・希望の変更が1回できます。

調査書・学力検査等の結果開示

 一般入学者選抜で提出された調査書及び学力検査等の結果(総合得点及び教科別得点)は、口頭による開示請求によって開示を受けることができます。開示場所は受検した高校、開示期間は入学許可候補者発表の翌日から1か月間、開示方法は閲覧で、調査書については写しの交付も可能です。

この記事は「2022年度入試用 高校受験案内」より転載いたしました。

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