2020-06-04

「一般入学者選抜」はこう実施される!【千葉】 2021年度入試用

入学者選抜方法について

 千葉県の公立高校入試では、全日制(地域連携アクティブスクールを除く)及び定時制の課程の全ての学校・学科で一般入学者選抜が実施されます。2021年度入試から、これまで前期・後期の2回にわたって行われていた選抜が、2月下旬(2021年度は2月24・25日の2日間)の1回にまとめられることとなりました。主な変更点については、下にまとめています。

出願について

 千葉県では「通学区域に関する規則(学区制度)」があるので、出願は、県立高校及び市立高校の通学区域に関する規則に基づいて、定められた通学区域の中から1校を選んで出願します。学区制度については、下に掲載しています。
 出願に必要な書類は、入学願書、調査書などで、欠席が多い理由などについて説明が必要な場合は自己申告書を提出し、これも選抜の資料に加えられます。「志願理由書」については、志願する学校・学科で必要とされる場合に提出します。2020年度選抜(前期)で提出を求めた学校・学科は、全日制で7校8学科、定時制で9校9学科でした。
 なお、出願後は1回に限り志願(志願した高校)・希望(志願した高校の課程、学科、三部制の部の希望)の変更ができます。

選考について

 一般入学者選抜の検査日は2日間ありますが、 第1日に3教科の学力検査を実施し、 第2日に2教科の学力検査に加え、面接、集団討論、 自己表現、 作文、 小論文、 適性検査、 学校独自問題による検査及びその他の検査の中から、いずれか一つ以上の検査を実施します。
 第1日の学力検査は、国語・数学・英語の3教科が課されます。試験時間は、国語・数学が50分、英語が60分で、問題は各教科とも全て共通問題となります。国語は放送による聞き取り検査を、英語はリスニングテストを含みます。なお、定時制の課程で学力検査を3教科と定めた学校は、各高校が定める検査を実施します。
 第2日は学力検査として理科・社会の2教科が課されます。試験時間はいずれも50分です。学力検査を3教科と定めた定時制の課程で、第1日に各高校が定める検査を実施できない場合は、第2日に実施することができます。各高校が定める検査の内容と実施する学校・学科数については、2020年度入試(前期)の実績を下の表に示しましたが、全日制の123校200学科のうち、面接実施校が最も多く、次いで自己表現という結果でした。また、2つの検査を課す学校・学科も27校・43学科ありました。
 なお、2020年度入試(後期)では、理数科(くくり募集の理数科は除く)や外国語、国際関係の学科では特定教科の傾斜配点を実施しています(下表参照)。
 2021年度入試からは、急病等で受検できなかった志願者対象に追検査が行われることとなりました。検査内容は本検査に準じて実施されます。

学力検査における傾斜配点実施校

《選抜資料の内容と扱い》

選抜資料の内容

 選抜は、「学力検査の成績」、「調査書」、「第2日の各高校が定める検査の結果」を資料として行われます。
 2018年度入試からは、選抜の評価方法・評価基準が明確化され「期待する生徒像」「選抜資料」「評価項目及び評価基準」及び「選抜方法」について具体的に示し、判定資料は原則すべて得点化・数値化されています。そして、選抜は各資料の得点の合計による「総得点」で実施というわかりやすい選抜方法となりました。また、これまで調査書の評定は、「算式1」と呼ばれる計算式を用いて補正が行われていましたが、2021年度入試からは、算式による統一した補正は実施されず、単純な合計点が用いられることとなりました。
 「選抜・評価方法」についての詳細は、各高校のホームページで事前に公表されますので、新制度における志望校の選抜方法について確認しておきましょう。
 次に、調査書の扱いについてみていきます。

調査書の扱い

 調査書の評定については、3年間の9教科5段階評価の評定を合計した点数と、その他の記載事項(「出欠の記録」「行動の記録」「特別活動の記録」等について各学校が基準を定めたもの)による加点の合計によって算出されます。
 また、調査書の各評価項目について、審議の対象とする内容の評価基準も明示されます。例えば、「各学年の必修教科の評定に1がある場合は審議の対象とする」「3か年通算で欠席が30日以上ある場合は審議の対象とする」といった具合です。

各校が定める検査の内容概略と実施校

選抜の方法

 選抜の方法については、「選抜方法等改善協議会」が示したイメージを下に掲載しました。
 「イメージ1」は、各選抜資料の得点を全て合計した総得点に基づいて順位をつけ、上位から順に入学許可候補者を決める方法です。「イメージ2」は、2段階による選抜で、まず「イメージ1」と同様の配点で、募集人員の70%までを上位から選抜し、残りの人員は調査書をより重視した配点により入学許可候補者を決める方法です。これらの配点は、学校ごとに異なるため確認が必要です。

【選抜方法のイメージ】

選抜方法のイメージ
一般入学者選抜の主な変更点

千葉県学区制度について

千葉県立高校の出願にあたっては、一般入学者選抜、第2次募集とも「通学区域に関する規則」に基づいて、志望する学校を決めなければなりません。

● 千葉県の県立高校には学区制があり、地図の通り第1学区から第9学区まで定められています。受検者が志願できるパターンは次の通りです。

  1. ① 全日制普通科➡千葉女子高校・幕張総合高校・木更津東高校を除き自分が住んでいる学区内の高校か、となりの学区の高校。
  2. ②全日制専門学科、総合学科、千葉女子高校、幕張総合高校、木更津東高校➡県内全域。
  3. ③定時制、通信制➡県内全域。
  4. ④協定を結ぶ隣接県の公立高校を志願できる市町村がある。

●一方、市立高校は各市により次のように定められています。

  1. ① 全日制普通科➡市内全域(習志野市立、船橋市立、松戸市立は第1~4学区、柏市立は第2~4学区、銚子市立[理数科含む]は第4~6学区から志願できる)
  2. ②全日制普通科以外の学科(銚子市立を除く)➡県内全域
学区地図

第2次募集について

 一般入学者選抜で入学予定者数が募集人員に満たない場合、第2次募集を行います。選考では全ての高校で面接が実施され、加えて集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査及びその他の検査のうち1つが課されます。第2次募集でも、志願者は志願・希望の変更が1回できます。

調査書・学力検査等の結果開示

 一般入学者選抜で提出された調査書及び学力検査等の結果(総合得点及び教科別得点)は、口頭による開示請求によって開示を受けることができます。開示場所は受検した高校、開示期間は入学許可候補者発表の翌日から1か月間、開示方法は閲覧で、調査書については写しの交付も可能です。

この記事は「2021年度入試用 高校受験案内」より転載いたしました。

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