2019-06-10

前期選抜は各資料の総得点で合否を判定!【千葉】 2020年度入試用

出願について

 前期選抜は、全日制(地域連携アクティブスクールを除く)及び定時制の課程の全ての学校・学科で実施されます。

●選抜枠-理数や国際は前期100%の募集校も
 前期選抜の選抜枠は普通科及び普通科を改編した総合学科では募集人数の30%以上60%以内、専門学科及び総合学科(普通科を改編した総合学科を除く)では50%以上100%以内の範囲から各高校が決定します。
 2019年度入試の前期選抜では、全日制の課程123校200学科のうち、選抜枠100%の学校・学科は40校80学科(すべて専門学科及び総合学科)、60%の学校・学科は102校104学科(普通科101校101学科)でした。前期選抜枠を100%に定めた学科では、前期選抜等で合格者が募集定員を満たした場合には、後期選抜は実施されません。
 専門学科の理数科や国際関係の学科のうち柏・佐原・匝瑳・木更津の理数、柏の葉-情報理数、流山おおたかの森-国際コミュニケーション、成田国際-国際、東金-国際教養、市立松戸-国際人文は100%、松戸国際-国際教養、長生・成東の理数は80%、佐倉・市立千葉の理数、市立稲毛-国際教養は75%、船橋-理数は60%の選抜枠でした。

前期選抜の2019年度 選抜枠
●出願-出願後の志願変更はできない
 千葉県では「通学区域に関する規則(学区制度)」があるので、出願は、県立高校及び市立高校の通学区域に関する規則に基づいて、定められた通学区域の中から1校選んで出願します。同一高校の同一課程の異なる学科について相互に前期選抜枠が100%である場合は、第2希望を申し出ることができます。
 出願に必要な書類は、入学願書、調査書などで、欠席が多い理由などについて説明が必要な場合は自己申告書を提出し、これも選抜の資料に加えられます。「志願理由書」については、志願する学校・学科で必要とされる場合に提出します。2019年度前期選抜で提出を求めた学校・学科は全日制で7校9学科、定時制で10校12学科でした。
 なお、前期選抜では、出願後の志願・希望の変更はできません。

選考について

 前期選抜の検査日は2日間ありますが、第1日に5教科の学力検査を実施し、第2日に面接、集団討論、自己表現、作文、小論文、適性検査、学校独自問題による検査及びその他の検査の中から、いずれか一つ以上の検査を実施します。

●検査-1日目の学力検査は共通問題
 第1日の学力検査は、国・数・英・理・社の5教科が課されます。1教科50分(100点)で、問題は各教科ともすべて共通問題となります。国語は放送による聞き取り検査を、英語はリスニングテストを含みます。
 第2日の各検査の内容と実施する学校・学科数については、次ページに示しましたが、全日制の123校200学科のうち、面接実施校が最も多く、次いで自己表現という結果でした。また、2つの検査を課す学校・学科も30校・46学科ありました。

選抜方法

●選抜は各資料の得点合計による総得点
 選抜は、調査書等の書類の審査、学力検査の成績及び各高校で実施した検査の結果を資料として行われます。2018年度入試からは、選抜の評価方法・評価基準が明確化され「期待する生徒像」「選抜資料」「評価項目及び評価基準」及び「選抜方法」について具体的に示し、判定資料は原則すべて得点化・数値化されています。そして、選抜は各資料の得点の合計による「総得点」で実施というわかりやすい選抜方法となりました。
 各高校の「選抜・評価方法」はホームページで公表していますので、志望校の選抜方法については確認しておきましょう。
 次に、調査書の扱いについてみていきます。

●調査書について
 まず、「教科の学習の記録」の評定については下の算式1で算出した数値が使われます。算式1に0.4~2を乗じた数値で評価する学校もあります。例えば、千葉東高校は「×0.4」、船橋高校は「×0.5」のように評定の配点を低くしています。千葉高校の評定の扱いは「総合的に判定する際の参考とする」となっていて点数化されていません。
 学校によっては、「出欠の記録」「行動の記録」「特別活動の記録」等について加点したものも調査書の得点とし、加点の評価基準を示しています。また、調査書の各評価項目について、審議の対象とする内容の評価基準も明示されています。例えば、「各学年の必修教科の評定に1がある場合は審議の対象とする」「3か年通算で欠席が30日以上ある場合は審議の対象とする」といった具合です。
 総得点の出し方を船橋高校普通科の「選抜・評価方法」を例に見ていきましょう。選抜資料は、(1)学力検査、(2)調査書、(3)面接でした。(1)の学力検査は500点、(2)調査書の「教科の学習の記録」は「算式1で求めた数値に0.5を乗じた数値」ですから「(135+α-m)×0.5点」、(3)面接10点で、総得点は(577.5+0.5α-0.5m)点となります。

算式1 X(135)+α-m

X= 国語、社会、数学、理科、音楽、美術、保健体育、技術・家庭及び外国語(英語)の評定の全学年の合計値。

α=県が定める評定合計の標準値(95)。

m= 志願者の在籍中学校の第3学年に在籍する生徒の9教科の評定の全学年の合計値の平均値(県内公立中学に在籍していない者のmの値は95とする)。

第2日の検査の内容別実施校数

(2019年度実績・全日制) ※数字は延べ数。

面接 …84校134学科

学習活動や学校生活に対する意欲・関心、あるいは一般常識等を問う。

集団討論 …1校1学科

複数の受検者に対して、同一のテーマを与え、司会者を定めないで自由に討論をさせる。

自己表現 …51校76学科

決められた時間内に、あらかじめ受検者が申告するなどした実施形態によって発表させる。

作文 …13校16学科

指示された題名のもとに文章を作成させる(自由に書かせることを含む)。

小論文 …1校2学科

ある文章や資料等を与えその全体または一部について問い受検者のものの考え方などをみる。

適性検査 …9校16学科

専門学科の特色に応じて行う実技などの検査で、運動能力に関する検査、各学校が指定する実施形態によって行う検査。

学校独自問題による検査 …0校0学科

基礎・基本の定着をみる問題、思考力・応用力をみる問題または教科横断的な総合問題。

その他の検査 …1校1学科

例 集団適性検査(集団に課題を与えて活動を観察する)。

*自己表現検査の例:口頭による自己表現(自己アピール)または実技による自己表現(文化系・運動系の部活動実技のうち1つ選択)など。

この記事は「2020年度入試用 高校受験案内」より転載いたしました。

「高校受験まるわかり」一覧はこちら




  • はてなブックマークに追加
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • Google+でシェア
編集部オススメ
受験に関するアンケート受験に関するアンケート

第一志望校の過去問をこれまでに何年分解きましたか?【受験生に質問】