2018-05-18

入試突破のパスポート
自分に合った学科・コースを探そう! 2019年度入試用

高校には、さまざまな「学科・コース」があります。ここでは代表的なものをその特長とともに紹介しましょう。志望校を決めるときの参考にしてください。

普通科

将来の可能性を見すえて、広く学ぶ

普通科の授業は、英語(外国語)・数学・理科・地理歴史・公民・国語・保健体育・芸術・家庭・情報などの教科・科目からなり、中学校とよく似た時間割で構成されています。これは、いろいろな教科をまんべんなく学ぶことを目的にしているからです。高校卒業後の進路選択の幅も広がるので、自分の可能性についてあれこれ考えたい人にオススメです。

特定教科重点学科(外国語科、国際科、理数科など)

得意教科の実力を伸ばす

英語や数学など特定教科の成績に自信がある人、国際化に対応できる能力を身につけたい人、難関大学への進学を目指している人にオススメなのがこれらの学科やコースです。授業の進度は速く、高3の初めには大学受験対策の演習授業を行うところがほとんど。特定教科の授業数が普通科よりも多く用意されていて、さらに実力を伸ばすことができます。大学受験の際には、その教科の学力を“強み”にして、志望大学への合格を目指します。

総合学科

学びたい科目を自ら選んで学ぶ

総合学科は、公立校に多く設置されています。普通科と専門学科の両方の科目を学ぶことができます。自分の興味や関心、適性、将来就きたい職業などから、自分で学ぶ科目を選択することができます。そのため、選択科目は、自然科学系列、人文学系列、環境系列、国際理解系列、ライフサポート系列、情報系列、スポーツ・健康系列など、幅広く設定されています。教科の授業も履修しながら、学校によってはアート系やビジネス系、工業系や国際系など、さまざまな専門科目を履修することもできます。これらの科目を選択し、自分だけの時間割で学ぶため、原則、単位制をとっています。

学力別コース

大学受験を考慮したクラス編成

 私立校では大学進学を念頭に置き、「普通コース→進学コース→特進コース→特進選抜コース」(名称は学校によって異なるので注意)といったぐあいに学力別クラス編成を行っているところが多くあります。2年次には、さらに文系・理系に分かれます。コースごとに目標とする大学が具体的に設定されているところも多く、各学年の進級時には、成績次第で別のコースに編入できる学校もあります。

専門学科(職業系、芸術系)

ワザを身につける。センスと創造力を磨く

食品科 園芸科 機械科 電気科 商業科 体育科 看護科 福祉科 食物科 家政科 音楽科 芸術科など

 「技術」が重視され、専門的な知識や技術を身につけることができます。たとえば、芸術系専門学科では「美術」「音楽」などの領域を専門的に勉強し、社会に出てから役立つ資格や知識・技術を身につけていきます。卒業後、その分野の職業に就職するか、または、さらに大学や短大、専門学校進学などを目指します。

学年制と単位制の違い

【学年制とは?】

「学年制」とは、各学年で学ぶ科目が決まっていて、その学習内容を修了した段階で次の学年に上がる制度です。つまり、中学校までとほぼ同じで、一般的な高校では「学年制」をとっている場合が多いです。単位を落とすと留年となり、またその学年の科目を始めからやり直すことになります。
近年は、選択できる科目が増えている学校もありますが、選べる科目には単位制に比べると限度があります。

【単位制とは?】

「単位制」では、学年制のように、学年によって学ぶ科目が決まっているのではなく、高校3 年間で決められた合計単位数をとれば卒業できる制度です。「単位制」の高校では、選択できる科目が非常に多く用意されており、それらの科目を学年を越えて学ぶこともできます。
自分で学ぶ科目を決めるため、時間割は一人ひとり違い、中学までのように、みんなで一斉に授業を受けることは少なくなります。

 学年制 単位制
ここが○! ・学校から用意された時間割に従って周りと同じペースで勉強すればよい。 ・自分の興味・関心のある科目を自由に選択できる。
・ 3 年間トータルで考えればよいので自分のペースで勉強できる。
ここに注意! ・自分の興味・関心・適性がわかりにくい。 ・独自の時間割になるので、自己管理が必要。
・ 大学入試までを考えた科目選択をする必要がある。

通信制高校

自分のペースに合わせて学習し卒業資格を得る

通信制高校とは、学校へ登校して授業を受けるのではなく、通信制で学習して高校卒業資格の取得を目指す形式の高校です。
学習方法は、学校から送られてくる課題を提出して、添削を受けるのが基本となります。また、定められた日に登校して先生に直接指導を受ける機会も設けられています。学習の終わりに単位認定試験を受け、合格できたら単位をとることができます。
卒業するためには、3年以上在籍し、74単位以上の取得が必要です。また、体育祭やクラブ活動、ホームルームなど、教科の学習以外の活動を30単位時間以上受ける必要があります。

【単位取得の主な方法】

レポート
全日制の高校の「授業」にあたります。自宅での学習をレポートとして提出し、添削指導を受けます。

面接(スクーリング)
学校に登校し、自宅で学んだことでわからないことや疑問を先生に質問し、直接指導を受けます。

試験
学んだ内容が理解できているか、最後に試験を受けて確認。合格できたら単位になります。

*授業の受講形式やレポートの回数、スクーリングの日数は、学校によって異なります。

《通信制高校とサポート校の違い》
通信制高校は、基本的に自宅で、ひとりで学びながら卒業をめざしていきます。しかし、自力で卒業までがんばるのは易しいことではなく、途中であきらめてしまう生徒も存在します。
サポート校は、そのような学生を支える機関で、学業以外にも、生活面や精神面までをフォローしてくれる機関です。
注意したいのは、サポート校はあくまで通信制高校での学習を補助する民間の機関で、サポート校に通うだけでは高校卒業資格の取得はできないということ。それぞれの役割をしっかり区別しておきましょう。

 通信制高校サポート校
なりたち 学校教育法に定められた学校法人 予備校や専門学校、塾などの民間機関が運営する学習支援施設
できること 高校卒業資格が取得できる 通信制高校で学ぶうえでのさまざまなサポートを受けることができる
[サポート校にだけ通っても高校卒業資格は取れないので注意しましょう。]

この記事は「2019年度入試用 高校受験案内」より転載いたしました。

「高校受験まるわかり」一覧はこちら




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