はい、どうもこんにちは!大岩ヒデキです!毎日暑いですね〜。
プールに行って、図書館に行って、冷たい牛乳を飲みたい今日この頃、あなたはどんな夏休みを過ごしていますか?
…え?私ですか?夏は楽しいスケジュール満載!特に7月末の10日間は、出講している予備校の夏期合宿に参加!総勢2,500名の大学受験生(=高校生)と“暑くて熱い夏”を過ごすのが毎年の行事なんですよ(先生はボクだけじゃないよ)。そこではナント、今年からテキストと学習スタイルが大幅に変更されたんだよね(されたというか、したというか)!細かい部分はナイショだけど、「英語を使うための授業」がメインになったとでも言っておこうかしら。
突然だけど、2020年に大学入試(特に英語)が変わろうとしているっていうのは知ってるかな?
あなたが今、中学校1年生なら、ちょうど大学受験をするときだね。どんな風に変わろうとしているかというとね、「読む」「聞く」だけじゃなくて、「話す」「書く」も入ってきてね、「英語がちゃんと使えているかどうか」という試験になろうとしているんだよね。だから、教科書をただ読むだけじゃなくて、ただ聞くだけじゃなくて、声に出して話すように読んだり、相手に手紙を送るときのように書いたりするトレーニングを今からやっておいたほうがいいね!
中学校2年生や3年生も、自分の後輩は英語がバリバリ使えるのに、自分は使えないとちょっと恥ずかしく感じるだろうから、負けないように、むしろ先輩のかっこいい背中を見せてあげてね!
というわけで、今回は、どうやって「使うための英語」を身につけるのかの話をしちゃおうかな。守るルールはとっても簡単!
1 : CDなどの音を使ってトレーニングする
2 : 同じ文を心をこめて最低100回音読をくりかえす
3 : くりかえすときは、「見ながら音読」「見たらすぐに隠して音読」「書きながら音読」
「スピードを速めながら音読」「日本語を見てすぐに英語で音読(英語は見ない)」
のように、いろいろなやり方を混ぜて、飽きないように工夫する。
特に、1は守ろう!音を使わないトレーニングは、聞く力もつかないし、(まちがった音で覚えるので)話す力もつかないからね。音を使わないなら英語の勉強はしない!!!くらいの気持ちでがんばろう!
では、次の文を100回工夫して覚えてみよう!
(このコーナーは音がないので、肝心な部分がなくて本当にごめんなさい!)
・ I am a junior high school student.(私は中学生です)
例えば私なら、10回ぐらい音読して頭に入ったら、主語を変えてみるかな?
・ You are a junior high school student.(あなたは中学生です)
・ He is a junior high school student.(彼は中学生です)
・ She is a junior high school student.(彼女は中学生です)
次に、“中学生”を変えてみるかな?
・ I am a teacher.(私は教師です)
・ I am a tennis player.(私はテニスプレーヤーです)
ついでに、否定文や疑問文にもするかも。
・ I am not a junior high school student.(私は中学生ではありません)
=I’m not a junior high school student.
・ Are you a junior high school student?(あなたは中学生ですか)
− Yes, I am a junior high school student.(Yes+全文)
− No, I’m not a junior high school student.(No+全文)
こんな風に、同じ文で色々と遊びながらやると「使える力」がしっかり身につくからね。大切なことは「(少しずつ形をかえてもいいので)くりかえす」こと。
英語の習得は、かけ算の九九を覚えるのと同じ感覚。「2×2=4」「2×3=6」と同じくらいスムーズに言えるようになるまで、この夏、挑戦してみてね!
あらら!今月も、もうお時間となってしまいました。また来月、お会いしましょうね!というわけで、お疲れさまでした!
東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。
レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。
主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)がある。