大岩ヒデキのExciting English!

2017-02-24英語全般

中3生と保護者の方へ…。「意識的に勉強法を変えましょう!」


さて,中3生のあなた,そしてその保護者のみなみなさま。。。2020年の大学入試改革はご存知ですよね(って,またその話かい!…って,その話だよ!!!大切なんですよ!!!!!)。(何らかの移行措置はあると思われるものの)新高1生(現中3生)は1年浪人をしてしまうと,それはそれは大変なことになってしまうかもしれないという。。。改革とは常に痛みを伴うものだけど,新高1生は「浪人=現役で合格すれば伴う必要がない人生を激変させる可能性さえある痛みを伴う可能性がないこともない」ということは知っておかなければいけない。

そして,さらに知っておくべきは,近年は私立のみならず,公立の中高一貫校も増え,「中3で高1の内容まで終わらせ,高校の内容は高2で終了し,高3は受験対策」をしている学生が増えているという事実。本当に驚くべきことに,「公立高校受験者は,学習方針(速度)に合わせて勉強しているにもかかわらず,大学受験を視野に入れるとすでに1年遅れてしまっている」のであります。

今,仕事で全国をまわっているんだけど,全国の先生方が言うのよ。「大学受験は全国規模。なので,個人の能力差ではなく学習時間の差で志望校に合格できていない生徒が本当に多い。だから,自分はすでに遅れているという自覚をもって,高校受験直後から,高校の先取り学習をして追いついて欲しい」と。

ワタクシも同感。ただ,ワタクシは誰もが大学に行くべきだとは別に思ってないし,そんな過剰競争に参加して欲しいとも思ってないのよね。高校生らしい生活を送ることの方が大事だと思っているし。でも,現実として,行きたい大学に行くためには,今話したような事実を受け入れて,遅れを取り戻すかのようにやっていかないといけないのよね。よく,受験は合格してからが本当のスタートって言うけど,本当は合格してからでもちょっと遅いくらいだよね。「受験は試験を受けた直後が本当のスタート」なんだって思う。行きたい大学に行きたいなら…だけどね。

そして,もう1つ知っておくべきなのは,「意識的に勉強法を変えましょう」ってことかな。高校での学習量は,中学の2~3倍くらいにふくれあがる。つまり,同じ3年なので,スピードも2~3倍になるってことだよね(しかも,内容も猛烈にレベルアップ)。だから,「全部を暗記ですませちゃおう」というのが,高校だと通用しなくなるんだよね。理解すべき所を理解し,暗記すべき所は暗記し…のように,メリハリをつけた感じの勉強に加えて,英語ならば必ずCDなどの音を使いながら音読をする(音を使わないと,自分で勝手な音を作ってしまうので,謎の言語力がついてしまう)。

ん?意識的に勉強法を変えましょうってところがわからないって?じゃあ,今回はそこのところを伝えちゃおうかな。


高校生の勉強は「理解」をいれよう(ただし基礎事項のみね。難しいことは不要)!

この問題,わかるかな?①と②のどちらを入れればいいでしょうか?

問 このクラスでアビーと同じくらい親切なのは(   )。彼女はいつも困っている人たちを助けるんだよね。

(  )in this class is as kind as Abbie. She always helps people who are in trouble.

① Anybody(みんなだよ)
② Nobody(誰もいないよ)

答えは決まったかな?
意味的に何となく②を選んだそこのキミ!!!…正解!!!正解は正解なんだけど,①はどうしてダメ?意味的におかしいから?じゃあ,どうして意味的におかしく感じるの?…それが答えられないと,たまたま正解しただけとなってしまうよね。難しいことはやる必要がないけど,最低限は理解しないと「なんとなく」になっちゃうんだよね。これから先は。

実は,2文目のSheがヒントになっているんだよね。Sheのような代名詞は,「前に出てきた重要な情報を引き継いで,さらに説明を加える」働きがあるんだ。つまり,前の文の「Abbie(アビー)」を特別な情報として扱っていることがわかるよね。なのに「このクラスでアビーと同じくらい親切なのはみんなだよ」となる①を入れたら,Abbieに特別感がなくなるので,2文目のSheの意味がわからなくなるでしょ?だから,②を入れて「このクラスでアビーと同じくらい親切なのは誰もいないよ=Abbieが1番で特別だよ」となるわけだね。この問題を解くためには,「代名詞」がきちんと理解できていないとダメということだね。…わかってもらえた?「使いこなす」ためには,「She=彼女は」だけではダメということなんですよ。

でも,全く心配しなくていいよ!今まで,高校入試に備えて色々な勉強をしてきたし,まだ勉強していくしね。知識はたっぷり詰まっている!だから,入試が終わったらすぐに,今度は「使い方」を理解してあげてね!

…あら,今月ももう終わりみたい。では,また来月,今年度の最後の月でまた会いましょう!今月はここまで!お疲れ様でした!


大岩ヒデキ先生
超難問!この塔が何かわかった人は,志望校突破!




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プロフィール

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。
レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。
主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)がある。


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