大岩ヒデキのExciting English!

2017-06-26英語全般

英語は「伝えたいこと」をストレートに伝えることが大切!


先日、こんなことを言った生徒さんがいたんですよ。。。

「予備校の先生の授業だから、もっと特別な解き方とか教えてもらえると思って楽しみにしていたのに、特別なことが出てこなくて残念です。」

中学生諸君(高校生も大学生も社会人諸君も)!今の世の中、特に英語に関しては、上記のような考え方を持っては絶対にダメ!大昔なら「解ければいいじゃん」という、いわゆる「テクニック解法」が流行した時代もあったけど、今は「ちゃんと英語が使えますか?」が問われる時代なので、テクニックとか特別な学習法とか、そういうのをやったら逆にダメなのよ、高校入試も大学入試も資格試験も。

私は今までもこれからも、テクニック解法とか特別な学習法は絶対に教えてないし、教えませんよ。ええ、教えませんとも!自分が学生の頃は、そういうテクニック解法が流行っていた時代だったので、正直いっぱい知ってるけど、絶っっっっっ対に教えない!理由は,今の試験には役に立たないし、仮に、万が一、偶然にも、奇跡的に試験には役立ったとしても、将来必要になる英語力にとっては確実にマイナスになるから!!!教える事で、あなたの人生が確実に狂い始めることが目に見えるから!!!そんなこと、私には絶対にできません。私の授業に特別が出てこないのは、そういう意思のあらわれなので、誰に何を言われても特別のない授業を貫(つらぬ)きますからね!ええ、貫きますとも!

…というわけで、そんな意図的普通感満載授業を心がけるワタクシ、大岩ヒデキがお伝えする今月の内容はこちら!「いつも普通である努力をしよう!」

…えええええ!?そこは上を目指せでしょ!って?落ち着きたまえ、はやとちりさん!もちろん、日常生活では上を目指す気持ち、いわゆる向上心(こうじょうしん)はとっても大切。向上心を持ちながら、常に自分は「普通」でいる努力をするのだ。はっきり言っておくけど、いつも「普通でいる」ってめちゃくちゃ難しいからね!普通は、時代と共に変化するし、地域によっても変わってくる。だから、いつの時代も、どの地域でも普通でいるって、めちゃくちゃ努力が必要なことなんだよ。

言葉は特に時代や地域が関わってくるので(日本語でも、明治時代の言葉とかよくわからないし、地域が変わって方言とかあるとよくわからないでしょ?)、「普通」を学ぶのはとっても大切なこと。特に最近は、「英文法は自学自習で」という雰囲気があるように感じるけど、分厚い参考書とか手にしたらダメよ!特別がいっぱい入ってるからね!もし、参考書を買うのなら、どの教科書にも載っているようなことだけが載っている、薄めでシンプルな参考書を手にして、特別をいっぱい覚えるのではなく、「普通を使いこなすトレーニング」に力を入れよう!

なぜこんな話をしているのかがわかった人、手を上げて!……はい、予想通り誰も手を上げてくれなかったけど、その通り!!!最近は、2020年の大学入試改革(現中3生から対象予定)に不安を感じる中学生が多くてね、もしかしたらあなたもその1人なのかもしれないけど、「特別」をやりたがる中学生が増えて困ったちゃんなんですよ。でも、もうわかったよね!?「特別」は一番やってはいけないこと。普通に単語を覚えて、普通に「普通」を理解して、普通に音を使いながら、普通に音読する。これをやってくれてれば、2020年なんて何も怖くないからね、実際。


シンプルで短い文章を作るトレーニングをしよう!

さて、それでは最後に、「英語界の普通」と「その対策」を話して終わりにしよう(中学生だから特に意識して欲しいって思ったの)。英語は主に誰と会話をするための手段でしょうか?……アメリカ人?イギリス人?……それも正解かもしれないけど、おそらく最も適する解答はアジア人。経済活動を考えれば、多くの人がノンネイティブの人と英語を使って会話をするはず。つまり、我々が習得すべきはノンネイティブ英語。つまり、複雑な表現は相手がわからない可能性が高いので、可能な限り優しく、可能な限り短い表現にするのが、きっとこれからの「英語界の普通」になってくる。

だから、普段からシンプルで短い文章を作るトレーニングをしよう。文字どおり、1文字1文字を英文にするトレーニングではなく、話の核となる部分をストレートに伝えるトレーニングをしよう。例えば、こんな感じ。

(例)次の日本文を英語になおしましょう。
ええと〜、わたし〜、せっかく日本に来たから〜、何か日本のおみやげを買って帰ろうと思うんだけど〜、いろいろあって迷っちゃって〜、困っぴーなんですけど〜。

(解答例)
I want Japanese souvenirs.
*a souvenir(おみやげ)

I want cool things from Japan.
*a cool thing(かっこいいもの)

こんな感じね(笑)ふざけているわけではなくて、「伝えたいこと」をストレートに伝えるのが本当に大切なの!!!では、今度は自分で考えて解答してみよう!実践編、どうぞ!

(実践編)
この前公園を歩いてたら、犬を連れたひとがベンチで眠っててさ、ツナを離しちゃってるわけ。そしたら、もう、あれじゃん。犬、超自由じゃん。自由人じゃん。いや、まあ、犬なんだけどね。でも、自由になった犬なんて、超やべーじゃん。もう、速攻で俺のところに走ってきてさ、もう俺もビビっちゃってさ、超困っぴーよ。マジで犬、苦手だわー。

さあ、しっかり考えてね!「伝えたいこと」はこの中のどこにある?

(解答例)
I don’t like dogs.

どうでした???これはふざけたわけではなく、「相手に伝える」ということは、言いたいこと全てを英語に直せばいいってわけじゃないんだよということ。誰にでも伝わる「普通」を使いこなして、「普通の英語力」を持った人を目指そう!!!ということで、今月はここまで!お疲れ様でした。


大岩ヒデキ先生
普通の私と普通じゃない風景




  • はてなブックマークに追加
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • Google+でシェア


テーマ一覧

ブログ内検索

プロフィール

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。
レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。
主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)がある。


月別

以前の月を見る

編集部オススメ
受験に関するアンケート受験に関するアンケート

勉強がはかどる場所はどこですか?【受験生に質問】