大岩ヒデキのExciting English!

2017-08-23英語全般

真夏の怪談…。あなたの知らない高校英語の世界


Student「てぃーちゃー!わたし,超やる気なんですけど!中学の内容はほとんど終わって,これから高校の内容を先取りしちゃおうと思ってるんですけど!」

Teacher「まじかい,すてゅーでんと!てぃーちゃー的には,中学の内容をガッツリ何回も,見なくてもスラスラ言えるくらいに復習する方が100万倍大切だと思うけど,それでも高校の内容に進むと言うのかい,すてゅーでんと?」

Student「実は,中学の復習は1000万回終わって,集中力が必要なジェンガをやりながらでも,余裕で全部スラスラ言えるくらい覚えちゃったので,高校の内容に進んじゃおうかと思ったんです,てぃーちゃー!」

…というそこのキミ!いや,「すてゅーでんと」よ!そこまで言うなら止めますまい。しかし,高校英語の世界を知ろうとするなら,それなりの覚悟が必要というもの。「あなたの知らない世界」を,知る勇気はキミにはあるかね?…ヒッヒッヒッヒデキッ…。その覚悟があるのなら…夏が終わる前に…怖い怖~い怪談を…今月はワタクシ…大岩ヒッヒッヒッヒデキッが…恐怖の世界への案内人として…1つ教えてあげましょう…。


深夜の闇「ドスンッ!」と、落ちてきたナニカの正体は…

あれは,いつもより蒸し暑く感じる,とある夜の出来事だった。「暑いな~暑いな~,なんか嫌だな~,なんか嫌だな~。」蒸し暑い息苦しさから来る,いつもと違う不快感。いつもならとっくに熟睡している時間。見たこともないような,深夜の闇。耳が壊れるほどに静寂な空間。

「ドスンッ!」

突然,ずっしりと重いナニカが,ボクの腹部に現れた。。。まぎれもなく,この空間にいるのはボク1人。恐怖に飲み込まれそうになるボクは必死に冷静さをたもち,すかさず枕元に置いてあったスマホを手に取る。スマホを懐中電灯代わりにし,おそるおそる,その人ではないナニカに向ける。すると…目に飛び込んできたナニカの正体は…

「キャ~~~ッ!」

…ボクは,あまりの恐怖に悲鳴を上げる。ナニカの正体…それは,机に積んであった本から崩れ落ちてきた「英語の辞書」だった。「厚いな~厚いな~,なんか嫌だな~なんか嫌だな~。」辞書を机に戻そうと,手に取ろうとする。スマホの明かりに照らされ,偶然開いていたページの例文が目に入る。

「You shouldn’t have looked at this!(見たな!)」

…でも,ボクが本当に恐怖したのは,そこではなかった。全ての単語に謎の文字が刻まれていることに気がついてしまったのだ。「自」「他」「名」「SV」?他のページもめくってみる。「afraid(恐れる)叙述」…「叙述」?…そう。ボクは気がついてしまったのだ。…それは…誰かが密かに辞書に記した数々の呪いの言葉。…あの日…あの夜…本当にボクが恐怖したもの。

Student「マジ,こわ!高校英語って,辞書使えないといけないけど,呪いの言葉,こわっ!」

Teacher「いいか,これだけは覚えておくんだ,すてゅーでんと。怖いのは…怖く感じるのは,いつも正体がわからないからなのだと。例えば,夜中にゆらゆらゆれる影があったら怖いだろ?でも,その正体がヒト喰い熊だとわかったらどうだ?」

Student「まだ怖いわ!むしろ怖いわ!」

Teacher「だな!俺も気絶寸前だ!じゃあ,影の正体が,風にゆれるタンポポならどうだ?」

Student「確かに,怖くない。むしろ,いとしさや,せつなさや,心強さを感じるかも!」

Teacher「人が不安や恐怖を感じるのは,その正体がわからないから。だから,正体を知ってしまえば,怖いことなんて何もないのさ。むしろ,その「呪いの言葉」は,すてゅーでんとを助ける魔法の言葉だってわかるはずさ。」

 未来に不安を感じる者,怖がる者がいる。それは未来の正体がわからないから。だから,人は勉強をする。知識を得る。その知識から,限りなく本物の未来に近い未来像を創り出そうとする。そうすることで,不安や恐怖は,希望へと変わるのだろう。キミは辞書を怖がっていないかい[嫌っていないかい]?もしそうなら,少しだけ正体を知ろう。そうすれば,きっと希望へ変わるはずだ。


《 辞書の記号の意味 ~超代表的なやつ~ 》
□ 名 → 名詞(ヒト・モノ・コトの名前)
・C → 可算名詞(数えられる名詞)
・U → 不可算名詞(数えられない名詞)

□ 動 → 動詞(主語の動きや状態を表す)
・自 または v.i. → 自動詞(直後に名詞が置けない動詞)
・他 または v.t. → 他動詞(直後に名詞を置く必要がある動詞)

□ 形 → 形容詞(名詞に説明を加える)
・限定 → 限定用法(big dogのbigのように,形容詞+名詞の語順で使う用法)
・叙述 → 叙述[じょじゅつ]用法(The dog is big.のように,名詞が後ろにない用法)
 ※ 通常,「主語+be動詞+叙述」の語順になり,主語に説明を加える。

□ 副 → 副詞(名詞以外に説明を加える)

(霊…じゃなくて例)
□ afraid 形 [叙述]~がこわい → 名詞に説明を加えるが,名詞が後ろにない
 I am afraid of my shadow.(私は自分の影がこわい)
 ※「主語+be動詞+叙述」の語順で,「私」が「こわい」のだと主語を説明している。

 …どうだったかな?少しだけでも,あなたの知らない世界が知れたかな?知っていたキミ,もっと知りたいキミ…あまり奥まで入り込むともどれなくなるかも知れないよ…。英語が好きで好きでしかたなくなってしまうかもしれないよ…。それでも,もっと知りたいと言うなら,また来月ここへおいで。また,別なお話を聞かせてあげよう…では…今月はここまで…おつかれさ…魔でした…ヒッヒッヒッヒデキッ…。


大岩ヒデキ先生
怖がらなくても,神様が守ってくださる!




  • はてなブックマークに追加
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • Google+でシェア


テーマ一覧

ブログ内検索

プロフィール

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。
レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。
主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)がある。


月別

以前の月を見る

編集部オススメ
受験に関するアンケート受験に関するアンケート

どのような部活動に所属していますか?【受験生に質問】