私の友人のお名前ですが,「智佳」…さあ,何と読むでしょうか?「ちか」「ともか」…いいえ,正解は「ともよし」でした。私の名前ですが,「大岩秀樹」…さあ,何と読むでしょうか?「だいがんしゅうじゅ」「だいがんひでき(←なんかかっこいい)」…いいえ,正解は「れおなるど・でぃかぷりお」でした!…って,なるかーい!「おおいわひでき」でした(←全員大正解)!
でもさぁ,漢字ってさぁ,「音読み」と「訓読み」があってなんだかズルイっていうかぁ,なんかウラヤマシィよね!一粒で二度おいしい的な?アイス食べ終わったと思ったら,アタリが出た的な?頭痛いと思っていたら,お腹も痛くなってきた的な(←これはチガウ)?あ~あ,英語にも「音読み」と「訓読み」があればいいのにぃ。…おそらく,それは全人類の願望なのではないかと,ワタシは思うわけですよ。
しかし,神はそんな希望を我々人類が持つことなど,もちろんご存知だったわけで,英語には英語のウラヤマシサをちゃんと創ってくださっていたのである!さあ,楽しんでくれ!「a」…さあ,これは何と読む?…「えぃ」…正解!「e」…さあ,これは何と読む?…「いー」…正解!
では,今度は何と読むぅ?「book」…「びぃおぅおぅけぃ」…う~ん,残念!これは「ぶっく」が正解。あれ?読み方が2種類ある!!!ふっふっふ。そうなのです!英語にだって,ちゃんとアルファベット読みとフォニックスと呼ばれる読み方があるのです!まあ,近年は赤ちゃんの頃から英語を習っている人も増えているようなので,しっかり習って覚えている人も中にはいるとは思うけど,もちろん知らない人だってたくさんいるので,今回は,そんな英語の読み方の話をしちゃいましょう!
では,AからZまで一気に!!!…とか言っちゃうと疲れちゃうし~,勉強っぽくなって楽しくないし~,今月は5個だけ一緒に楽しもー!ではでは,選びに選び抜いた5文字はコレだ!!!
1)a(えぃ)
2)u(ゆー)
3)o(おぅ)
4)p(ぴー)
5)m(えむ)
さあ,これらを『別な読み方』で読んでみてくれぃ!!!
…読めたかな?では,意外と自己流で読む人が多い文字ばかりなので,一応確認をしておこう!
1)a:「ア」と「エ」の中間くらいの音だけど,若干「エ」に近い音
(ポイント)
A駅とB駅の中間くらいに住んでるけど,若干B駅寄りみたいな感じで!
(音読例)
・apple
・bad
・cat
・cap
・happy
2)u:自然な感じの「ア」
(ポイント)
不自然な感じにならないように!
(音読例)
・umbrella
・uncle
・under
・us
・sun
3)o:たてに口をあけて「ア」と「オ」のマゼマゼしつつ「ア」に近い音
(ポイント)
よこに口をあけないように!
(音読例)
・office
・on
・orange
・pot
・project
4)p:スイカのタネを飛ばす「プッ」に近い音
(ポイント)
「おつゆ」を飛ばさないように!
(音読例)
・park
・pipe
・pot
・shop
・ship
5)m:口を閉じて,鼻から「ム」か「ン」の雰囲気で息を出す音
(ポイント)
息を粋に活き活きと!
(音読例)
・mail
・map
・mother
・name
・pumpkin
いかがでしたでしょうか?最初に読んだ音と同じだったかな???…そうそう!もちろん,単語の中で使うときは必ず今やった読み方で読むわけじゃないからね。例えば「u」だけど,「use」はアルファベットの音で「ゆー」みたいな発音になることもある。だから,「音読み」「訓読み」に例えたんだけどね(その辺のお話はまたいつか)。まあ,いずれにしても,今できているかどうかは全く問題ない!なぜなら,これから必ずできるようになるからね!進んで行きさえすれば,必ず目的地にたどり着くように,正しくやっていれば,必ず身に付く英語力があるのです!
…というわけで,また来月も,そんな英語力を身につけるためにも,またここで会いましょうね!それでは今月はここまで!お疲れ様でした!
東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。
レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。
主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)がある。