大岩ヒデキのExciting English!

2020-08-25英語全般

来年(令和3年度)から中学の英語学習が変わる!「新学習指導要領」の中身と対策をチェックしよう


 「It’s too hot!(暑すぎぃ~!)」という言葉がクチグセになる前に涼しくなることを願う今日この頃,いかがお過ごし?ワタクシ,大岩ヒデキは南国のビーチで海風を感じながら,木陰で読書をする日々…が,きっとまた来ると信じて,外での仕事以外は部屋に閉じこもってモクモクと仕事をする日々。

 そんな中,「そういえば,私たちにとっては常識だけど,中学生や保護者の方々は知っているかな?」という情報を突然思い出してみる。その内容とは,「来年(令和3年度)から,中学生で習う英語の内容が変わりますよ」というやつ。なので,気をつけないといけないのは中学2年生と中学3年生ね(中学1年生は内容が変わっても初めから習うので問題なし)。

 まず大きな変更点の1つは,扱う単語や熟語の数! 教科書によって若干の違いはあるけど,中学で扱う数は現在の「1200語程度」から「2200~2500語程度」にパワーアップ!おお!?何この,ハンバーガーからダブルバーガーに進化したみたいなお得感!ついに国も「最終的に英語力のカギをにぎるのは語い力だ[使いこなせる単語や熟語の数だ]」という事実に気がついてしまったようです(ヒミツにしてきたのに,ついにバレてしまったか)。

 そして,もう1つの大きな変更点は,「習う学年が変わる単元がある」ということ。代表的なのが,現在は中学校2年生で習う「want to V[動詞の原形]」のような不定詞と呼ばれるような単元が1年生で習うことになったりします。状況的には,「ああ,ご飯食べ終わった~。もうお腹いっぱい!…え?デザートあるの?」みたいな感じ?嬉しいような,嬉しくないような。いや,結果,嬉しいんだけどね。…話を戻すけど,もちろん,学校も学習モレがないようにしっかりと移行対応してくれるので必要以上に心配する必要はないからね!ただし…

「現在の学年で習うこと」+「いつも通りなら来年習う予定だったこと」
 =「授業はけっこうスピード速いかも」

 という等式は成立すると思うし,さらに言えば,

「現在の学年で習うこと」+「いつも通りなら来年習う予定だったこと」
 +「新型コロナで遅れた授業を取り戻さないと」=「授業は鬼神レベルのスピードかも」

 という等式が成り立つ可能性は考えておかないといけないよね。

 なので,不要不急な外出はできないという「今の時間」を有効活用して,アナタが現中学1年生・2年生なら,今の中学2年生・3年生の内容を先取り学習する!…なんていうのもアリかもしれないね。…もちろん,今の勉強だけで手一杯なら,覚えるべき単語や熟語の数が増えるので,そういう「語い[単語や熟語]」だけでも先にドンドン覚えていくっていう戦法もアリ!何事も大きく変わるときは,先頭集団に入るチャンス!この大チャンスを活かして,気がつけば全国トップレベルになっちゃえばいいじゃん!!!

 では,国も語い力[使いこなせる単語や熟語の数]の重要性にやっと気がついたようなので(←なぜか上から目線),今回は「語いの身に付け方」のお話をしちゃおうかなと。…あっ。でもあれだよ,よく質問にある「単語がなかなか覚えられないんですけど,どうやったら覚えられますか」に答えるわけじゃないよ。だって,その答えは「忘れなくなるまでくり返しましょう」しかないので。よく言われることだけど,人間は「数回程度しかくり返されない情報は不要だと判断して脳が記憶から消しちゃう」んだよね。なので,とことんくり返すしかないのですよ。…でも,今回ワタクシがお話しするのは,「語いの身に付け方」だからね。では,いってみよう!


語いの身に付け方=使いこなせる単語や熟語の数を増やす方法

 答えは,メチャクチャシンプル(←一瞬,ゴーヤチャンプルに見えた…沖縄行きたいけど今はがまん)。

1:単語や熟語は例文で覚える。
2:CDやダウンロードなどの音源を必ず使う。
3:「日本語を見て→英語で言う」の瞬発力トレーニングをする。

 もう,これだけ。本当に,これだけ。あまりオススメできない学習法は「book(本)」のように,単語の意味だけ覚えて終わるタイプ。じゃあ,例文で覚えたときと,どのくらい効果が違うのかを体験してもらいましょう。

・book(本)
・I bought a book yesterday.(私は昨日,本を購入した。)

 どう?bookだけだと,aが付いたりするのかどうかがわからないでしょ?じゃあ,もう1つ。

・sometimes(ときどき)
・He sometimes cooks dinner.(彼はときどき夕食を作る。)

 今度はどう?sometimesの意味を覚えても,cooksのような一般動詞の前に置いて使う単語だってわからないよね。なので,少しだけ大変だけど,例文で覚えて,音源を使いながら正しい音を身につけて,瞬発力トレーニングですぐに口から出るようにすれば,もう中学の英語は全国トップレベル集団入り間違いなし!ってことになるわけですよ。ピンチはチャンス!ここで大きなチャンスを手に入れてね!というわけで,今月はここまで。お疲れさまでした。



大岩ヒデキ先生
2017年の沖縄にて。



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プロフィール

東進ハイスクール・東進衛星予備校の英語科の人気講師。英語が苦手な生徒を英語好きに変えてしまうという、情熱とユーモアあふれる わかりやすい授業は大好評。
レベルを問わない「本物の基礎力」の養成にこだわった英語力アップを唱え参考書の執筆等も手がけている。血液型:B型。福島県出身。
主な著書に『大岩のいちばんはじめの英文法(英語長文編)』(東進ブックス)、「高校 とってもやさしい」シリーズの『英文法』『英文解釈』『英語のワーク』(いずれも旺文社)がある。


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