カウンセリングの手法を応用して作られた親と子のためのコミュニケーションメソッドです。子どもの心を理解し、心の通じ合うあたたかい親子関係を築くことを目的としています。1962年にアメリカの臨床心理学者トマス・ゴードン博士が開発して以来、世界各国に広まっています。詳細は、親業訓練協会のサイトをご覧ください。
子ども:Y介(男子・中学2年生)
Y介は、とびぬけて優秀な成績ではないが、テスト前にはそれなりに勉強し、いつも平均を上回る点数をとっていた。ところが、3学期の期末テストで、今まで見たことがないほど悪い点数をとってきた。Y介本人も気まずそうな様子だが…。
親としてどのような言葉をかければ、よいのでしょうか?
普段のご自身の発言を思い出しながら、以下の三択からお考えください。
(A)だめじゃないの。こんな点数をとっていたらろくな高校に行けないよ。
(B)2年生の3学期の成績は、内申に影響するのではないか心配よ。
(C)成績が下がって、がっかりしているのね。
では解説を読んでいきましょう。