2013-03-08

東大生が教える!
中学生のための頭がグンとよくなる勉強法


第4回 【数学の勉強法】 とっておきのノートの作り方


清水章弘さん、25歳。2011年に東京大学教育学部を卒業し、東京大学大学院教育研究科に進学されました。2008年に、学習塾プラスティーを立ち上げた若き起業家としても注目されています。これまでに6冊の本を出版し、中学生・高校生に「勉強のやり方」を伝えていらっしゃいます。今回の連載では、清水さんに、中学生の皆さんに向けた、勉強法についてのアドバイスをお聞きしました。

清水章弘

株式会社プラスティー教育研究所
代表取締役 清水章弘

【清水先生の記事一覧】
第1回 【入試直前特別号】 焦りを解消する勉強法
第2回 【入試直前特別号】 入試本番で気をつけること
第3回 【英語の勉強法】 この春にやってほしい「3つのこと」
第4回 【数学の勉強法】 とっておきのノートの作り方
第5回 【国語の勉強法】 国語の知識ってどう増やす?

・清水さんのインタビュー記事はこちら
・好評連載!清水章弘先生の受験生活お悩み相談室はこちら


さぁ、もう春休み!…で、何する?!


皆さん、こんにちは。プラスティーの清水章弘です。
もう4回目になってしまいました。残すところあと2回ですね。
今回も教科ごとの具体的な勉強法をお伝えします。教科は前回の「英語」に引き続き、「数学」です!

071年間の総復習をし、4月からの新学年に備えるのが春休み。数学はどんなことをやればよいのでしょうか。

「1学期から使いはじめた問題集を解き直す!」
「定期テストをやり直してみる!」

どれも素晴らしい目標です。ただ、これらすべてには、共通して「気をつけてほしいこと」があります。


勉強って何だろう?


それは、「できない」ことをちゃんと「できる」ようにすることです。
問題集を解き直すときも、定期テストをやり直すときも、自分が「できない」ことを「できる」ようにしなければ意味がありません。
「問題集を解き直して、ハイ終わり!」では、勉強にならないのです。
それでは解ける問題だけ解いたことになります。

解いたら答え合わせをして、間違えたものは解き直しをしなければなりません。
勉強とは「できない」を「できる」にすること。
「できない」問題は一つひとつ解き直しをして、「できる」ようにすることが大切なのです。

春休みにノートを1冊作ってみよう!


そこで、皆さんにご提案したいことは、春休みに1冊のノートを作ることです。
ノートの名前は、「間違い直しノート」。

ここに自分が間違えた問題や解答、解き方などを書き出しましょう。
そうすると、世界に1冊しかない、皆さんだけの「オリジナル問題集」ができるのです!
これを繰り返し解いていけば、皆さんの「できない」ことが一つずつ「できる」ことに変わっていきます。

それでは、数学の「間違い直しノート」の作り方をご説明しましょう。下のノートを見てください。これは私が中学時代に作っていたノートを再現したものです。

top1-1


ポイントは2本の線を引くこと


まず最初にノートに、ヨコとタテに2本の線を引いてみましょう。
すると、①上、②左、③右 の3つのブロックに分かれます。それぞれに以下を書きましょう。

①上:問題文を写しましょう。
その際、ページ数や問題番号、問題のタイトルや解いた日付を入れることを忘れずに。
ページ数や問題番号は問題集を読み直すときに便利ですし、日付は解き直しをするときに「いつ間違えたのか」がわかって便利です。時間がないときは最近間違えたものからやりましょう。そのほうが覚えているため、定着させやすいからです。
後に詳しくお話ししますが、日付部分は何回解いたかの記録としても役立ちます。

②左:解答を写しましょう。
その際、ダラダラと解答を見て写しているだけでは意味がありません。「なるほど、こうやって解くのか」「次に解けるかな?」などと考え、しっかりと解き方を頭に入れながら写すようにしましょう。

③右:ポイントをまとめましょう。
問題集の解説には解答のポイントが載っています。計算ミスをしたのなら「計算を丁寧に!」と書くなど、「自分はどこで間違えたのか」を意識しながら、ポイントを書いていきましょう。

今回のまとめ:「間違い直しノート」を作ってみよう!


清水章弘 どうでしょうか。作り方、わかってもらえたでしょうか。

「間違い直しノート」ができたら、ページの上に書いた問題文だけを見て必ず繰り返し解くようにしてください。
解いた日付はノートの右上に書きますが、◯が2回続くまで解きましょう。1回目は、復習した直後だからできたのかもしれません。このノートに載っているのは皆さんの苦手なところですから、1度解けたとしても、少し時間を置いてもう1度解いてみましょう。

数学は「手を動かした量」で決まります。とにかく手を動かして解くのです。平日は忙しくて、たくさんの問題を解くことは難しいでしょうから、この春休みにまとめてガァーッと解いてみてくださいね!

勉強TIPS

ちなみに、「手を動かす時間がない」ような平日にもできる数学の勉強法もあります。それは「目で解く」ということです。
問題文を見て、解き方を言葉で(つまり計算式を使わないで)説明できるか試してみるのです。数学の授業があった日の放課後には必ず実践してほしい勉強法です。
ただ、「目で解く」だけでは成績は上がりませんから、休みの日は手を動かすようにしましょう!!




東大生が教える! 中学生のための頭がグンとよくなる勉強法
第5回 【国語の勉強法】 国語の知識ってどう増やす?






  • はてなブックマークに追加
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • Google+でシェア


編集部オススメ
受験に関するアンケート受験に関するアンケート

塾以外に習い事をいくつしていますか?【受験生に質問】