清水章弘先生の受験生活お悩み相談室

2014-03-14日常学習

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質問

高校の勉強は、中学の勉強と何が変わりますか?

回答

教科数が増え、難易度が上がります。この「2つ」を意識してください。



皆さん、こんにちは。「勉強のやり方」を教える塾、プラスティー代表の清水章弘です。今回のテーマは「中学の勉強と高校の勉強の違い」です。
高校受験、お疲れさまでした。あと少しで高校生です。「高校に入ると勉強が大変だよ!」と「おどし」をかけられはじめるのもこの時期からだと思いますが、一体全体、中学と高校では何が変わるのでしょうか。

高校に入ると何が変わるの?


変わることは大きく分けて2つあります。1つ目は、「教科数が増える」こと。そして2つ目は、「難しくなる」ことです。
教科数に関しては、たとえば「理科」は「物理」「化学」「生物」「地学」に分かれます。「社会」も「地理」「歴史」「公民」と分かれ、さらに「公民」だけで「現代社会」「倫理」「政治・経済」に分かれます。それに伴って、授業やテストの種類も増えることになります。

種類が増えるだけでも「えー!勉強時間を増やさなきゃついていけないじゃん」と思うかもしれませんが、それぞれの科目がさらに難しくなっているのです。「いまでさえ難しいのに!」と驚く中学生の皆さん、安心してください。すぐに「中学時代は楽だったなぁ」と思いはじめることでしょう…。

教科数が増えて、かつ難しくなっているわけですから、勉強時間を増やさないとすぐについていけなくなってしまいます。減らすのは論外です。
「高校に入ったら勉強時間を増やさないといけないんだ」ということを、何よりもまず頭に入れておくようにしてください。

高校のテストの平均点は50点?!


教科数が増えた上に勉強内容が難しくなりますから、テストの平均点は当然下がります。中学時代は平均点が70点弱くらいだったと思いますが、高校に入ると50点くらいになります。20点も下がるのです。

また、覚えておいていただきたいのですが、模試も含め、高校のテストでは基本問題があまり出題されなくなります。これは大学受験を意識しているからです。高校入試は「基本4割、標準4割、応用2割」で作られていますが、大学入試は「基本2割、標準4割、応用4割」で作られています。
高校で学年が上がるにつれ、応用問題が増えていきますので、とにかく気を引き締めて取り組むようにしてください。

高校では、「3つ」の勉強のコツを意識しよう!


では、4月からどのように勉強を進めていけばよいのでしょうか。すぐに使える勉強のコツを3つ、お伝えしたいと思います。

①なるべく授業中に覚える

高校生になると、中学時代よりも部活動がハードになる場合も多くあります。家でノートをまとめる時間はほとんどなくなります。
出来る限りで構いませんので、授業中にノートをまとめたり、授業中に覚えたりしましょう。板書が速くない先生の授業では、「黒板を見てノートに写す」のではなく、「板書を3回読んで覚えてからノートに書く」とよいです。そうすると、ノートを取ることが1回目の復習になるのです。
ノートは授業中や、時間が足りないときには休み時間も使って覚えてしまい、家では問題を解くことに集中しましょう。

②小テストを大切にする

高校に入ってからスマートフォンを持つという人も多いでしょう。そのようにして、中学に比べて誘惑が増え、毎日の勉強をおろそかにしがちになります。
しかし、学校や塾での小テストで手を抜くと、後で痛い目に遭います。小テストがあるおかげで、大量の勉強内容を小分けにして学習していけるわけですから、それをサボってしまうと、後からやらなければならないことがドサッと降ってきます。
大学入試は範囲が広く、満遍なく出題されますので、先延ばしせずにコツコツと学習を進めていきましょう。

③長期休みは総復習にあてる

夏休みなどの長期休みには、直前の学期で学習した内容を総復習するようにしてください。上で述べたとおり、大学入試の範囲は広いので、これをしないとせっかく勉強したものが積み上がっていきません。
高校入試は中3生から対策して間に合ったかもしれませんが、大学入試は絶対に間に合いません。長期休みには、直前の学期で取り組んでいた問題集の解き直しをしましょう。
高3生になったときに、「やっててよかった!」と心から思うこと間違いなしです。




いかがでしょうか。
今回はいままでの連載のなかで、いちばん不安を感じさせる内容になってしまいました。しかし、大学受験を視野に入れると、これくらい危機感を持つのがちょうどよいと思います。この記事を定期的に読み直して、充実した高校生活を過ごしてくださいね!応援しています。
さらに詳しい勉強法を知りたい方は、拙著『自分でも驚くほど成績が上がる勉強法』(実務教育出版)をお読みいただけたら幸いです。中3~高3生向けに書いた1冊ですので、参考にしてください。



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プロフィール

清水章弘-2011年に東京大学教育学部を卒業し、東京大学大学院教育研究科に進学。2008年に、学習塾プラスティーを立ち上げた若き起業家としても注目されている。これまでに6冊の本を出版し、中学生・高校生に「勉強のやり方」を伝えている。著書に『中学生からの勉強のやり方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)や『現役東大生が教える! 頭がよくなる7つの習慣』(PHP文庫)がある。


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