「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、毎週1回、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
次の資料を読んで,あとの問いに答えなさい。 (函館ラ・サール中学校)
朝廷(ちょうてい)から,幕府をたおせという命令が鎌倉武士たちに伝えられました。( )の妻の政子は,おどろいて集まってきた武士たちに,( )の御恩(ごおん)を説きました。 「( ) どのが平氏(へいし)を滅ぼして幕府を開いてから,その御恩は,山よりも高く,海よりも深いほどです。御恩に感じて名誉(めいよ)を大切にする武士ならば,よからぬ者をうちとり,幕府を守ってくれるにちがいない。」
(1) ( ) にあてはまる人物の姓名を答えなさい。
(2) この鎌倉幕府と朝廷の争いは,この後どのような結末をむかえるか,正しいものを次のア~エから1つ選び,記号で答えなさい。
『中学入試 社会のまちがえるところがすっきりわかる』(89ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
(1) 源頼朝 (2) エ
(1) 鎌倉幕府を開いた人物なので,源頼朝である。
(2) 承久の乱の結末である。この戦いは鎌倉幕府の勝利に終わった。このときにはすでに源氏の将軍は絶え,北条(ほうじょう)氏による執権(しっけん)政治が行われていた。