「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
次の実験について,あとの問いに答えなさい。 (洛星中学校)
[実験] アルミニウムはくを塩酸に完全にとかし,そのよう液を蒸発皿にとり,温めました。
すると,水分が蒸発したあとには( ① )が残りました。一郎くんはこの①がアルミニウムであるかどうか調べるために,①をうすい塩酸の中に入れてみました。すると,それは塩酸に( ② )。
一郎くんは( ③ )と判断しました。
(1) ①に当てはまるものを,次のア~エから1つ選び,記号で答えなさい。
『中学入試 理科のまちがえるところがすっきりわかる 』(135ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
(1) ア (2) イ (3) イ
(1) アルミニウムが塩酸にとけた水よう液を蒸発させると,白色の固体が残る。
(2) (1)の白い固体は,塩酸にあわを出さないでとける。
(3) 【つまずき注意】(1)の白い固体がアルミニウムなら,塩酸にあわを出しながらとけるはずである。実際にはあわを出さずにとけたから,(1)の白い固体はアルミニウムではないといえる。