「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
次の文を読んで,あとの問いに答えなさい。 (専修大学松戸中学校)
日本列島は全体が環太平洋(かんたいへいよう)造山帯に属していることから,わが国は山がちの国土をもっており,国土の約4分の3を①山地がしめている。火山も多く,その活動に起因する地形や土壌(どじょう)も多く見られる。海岸線は複雑で,山地の沈降(ちんこう)によりできた②リアス海岸も各地に見られる。また,国土が細長く,傾斜地が多いことから,③河川は一般に短く,流れが速いものが多い。
(1) 下線部①に関して,本州中央部にある飛騨(ひだ)山脈・木曽(きそ)山脈・[ ]山脈の3つは,合わせて「日本アルプス」と呼ばれています。[ ]にあてはまる地名を漢字で答えなさい。
(2) 下線部②について,リアス海岸にあてはまらないものを次のア~エから1つ選び,記号で答えなさい。
『中学入試 社会のまちがえるところがすっきりわかる』(47ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
(1) 赤石(あかいし) (2) ウ (3) イ
【解説】
(1) 長野(ながの)県・山梨(やまなし)県・静岡(しずおか)県にまたがる山脈で,南アルプスともよばれている。
(2) 富山湾(とやまわん)は比較的ゆるやかな海岸線である。
(3) [つまずき注意]信濃(しなの)川は長さは日本一であるが,流域面積は第3位である。