「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
秋分の日に校庭に棒を立て,棒の影が移動するようすを観察しました。時間をずらして4回観察し,棒の影の先端(せんたん)に印をつけたところ,図のようになりました。下の問いに答えなさい。
(東京学芸大附属竹早中学校)
(1)観察結果から,南の方角はどちらになりますか。図のア~クの方角から1つ選びなさい。
(2)棒の影の動きを表した次のア~エから,正しいものを1つ選びなさい。
ア 棒の影の先端は,東のほうから,棒より北側を通って,西のほうへ移動した。
イ 棒の影の先端は,東のほうから,棒より南側を通って,西のほうへ移動した。
ウ 棒の影の先端は,西のほうから,棒より北側を通って,東のほうへ移動した。
エ 棒の影の先端は,西のほうから,棒より南側を通って,東のほうへ移動した。
『中学入試 理科のまちがえるところがすっきりわかる 』(69ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
(1)イ
(2)ウ
(1) 秋分の日と春分の日には,棒の影の先端は東西の直線をえがく。この直線に直角な方向が南と北であり,影は棒の北側にできている。
(2) 太陽が東からのぼり,南を通って,西にしずむから,棒の影の先端はその反対の動きをする。