「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
試験管に水を入れ,体積がわかるように水面の位置に印をつけて重さを測り,図のように氷の入ったビーカーに入れました。そして氷に濃い食塩水をかけて冷やしました。(岡山白陵中学校)
(1) 試験管の中の水がすべて氷になったとき,体積はどのようになりますか。次のア~ウから選びなさい。
ア 大きくなる。 イ 小さくなる。 ウ 変わらない。
(2) 試験管の中の水がすべて氷になったとき,重さはどのようになりますか。次のア~ウから選びなさい。
ア 重くなる。 イ 軽くなる。 ウ 変わらない。
(3) 水の入ったビーカーに,球形の氷を静かに入れたあとの氷の位置として最も適当なものを,下のア~カから選びなさい。
『中学入試 理科のまちがえるところがすっきりわかる 』(119 ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
(1) ア
(2) ウ
(3) エ
(1) 【つまずき注意】水は,液体から固体になると,体積がふえる。これは例外!(ふつうは,体積が減る。)
(2) ものが姿を変えるとき,ものをつくっているつぶとつぶのすき間が変化するので,体積が変わる。しかし,つぶの数は変化しないので,重さは変わらない。
(3) 同じ体積で比べたとき,氷は水より少し軽いので,氷が水面から少し頭を出す。