「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、毎週1回、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
次の文章は,都道府県名と都道府県庁の所在地名が異なる道県庁の所在地に関するものです。文中の空欄(A)~(C)にあてはまる県庁の所在地名を漢字で答えなさい。ただし,都市の緯度は市役所の位置とします。 (早稲田中学校)
道県庁の所在地の中で,最も高緯度に位置するのは北海道の札幌市で,最も低緯度に位置するのは沖縄(おきなわ)県の那覇市である。高緯度側からみていくと,4番目に高緯度の道県庁の所在地は日本海側の( A )市となる。
一方,低緯度側からみていくと,3番目に低緯度の県庁の所在地は( B )市である。また,関東地方の中で最も高緯度に位置する県庁の所在地は宇都宮市であり,中国地方で最も高緯度に位置する県庁の所在地は宍道湖に面した( C )市となる。
『中学入試 社会のまちがえるところがすっきりわかる』(55ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
A 金沢
B 高松
C 松江
(1) A 高緯度ということは,北に位置することを意味する。したがって,北から順に考えるとよい。「日本海側」とあるので金沢市。
B 低緯度ということは,南に位置することを意味する。最も南が那覇市,2番目が松山市で,次は高松市である。
C 「宍道湖に面した」とあるので島根県の松江市である。