「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、毎週1回、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
次の文の( )に当てはまる言葉を答えなさい。 (光塩女子学院中等科)
根で吸収された水や養分は,くきの中の管を通って葉まで運ばれる。くきの中を通ってきた水が通る管は,葉のつけねの葉柄(ようへい)の中を通る。この中には,葉でできた養分を運ぶ管も通っている。これらの管の束(たば)は,葉では,枝分かれして( 1 )をつくっている。
葉でできた養分は,葉から運び出され,ジャガイモの場合は,地面の下にある( 2 )にたくわえられる。
また,葉まで運ばれた水は葉をつくる細胞の活動に使われたあと,気体になって水の出口である気孔を通って体外に出ていく。このはたらきを( 3 )作用という。気孔はふつうは葉の( 4 )側に多く存在する。
『中学入試 理科のまちがえるところがすっきりわかる 』(43ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
1 葉脈 2 くき 3 蒸散 4 裏
1 植物の体の中には,根で吸収した水などを通す管(道管)と,葉でつくられた養分を通す管がある。葉やくきでは,この2つの管が集まって束になっている。これが葉で枝分かれしたものが葉脈である。
2 ジャガイモのイモの部分は,くきに養分(でんぷん)がたくわえられたもの。