「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、毎週1回、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
学校で天気と気温を観測しました。次の問いに答えなさい。 (東京学芸大学附属竹早中学校)
(1) 気温の測り方について説明した次のア~エから,正しいものをすべて選びなさい。正しいものがないときは「なし」と答えなさい。
ア 必ず建物の日かげで空気の温度を測る。
イ 雨の日は,窓を開けて1時間以上たった室内の空気の温度を測る。
ウ 温度計の高さは,地面から1.2 ~ 1.5 mにして空気の温度を測る。
エ 風通しのよい場所で空気の温度を測る。
(2) 天気と気温の変化について説明した次のア~エから,正しいものを1つ選びなさい。
ア 1日の中で雨が降り始めると,気温が上がる。
イ 1日の中で気温の変化が大きいのは,一日中雨の日より一日中晴れの日である。
ウ 一日中晴れた日でいちばん気温が高くなるのは,太陽の高さがいちばん高くなる時刻である。
エ 連続した3日間でいちばん気温が高い日は,必ず晴れである。
『中学入試 理科のまちがえるところがすっきりわかる 』(59ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
(1) ウ,エ
(2) イ
(1) 日光が温度計に直接当たってはいけないが,風通しのよいところなら,「建物の日かげ」でなくてもよい。雨の日も,晴れの日と同じように,室外で測る。
(2) エのように「必ず晴れ」とはいい切れない。