「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、毎週1回、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
ビーカーに50g の水をとり,10g の食塩を入れてかき混ぜたら,(1)全部とけた。さらに10g の食塩を入れてかき混ぜたら,こんどは(2)とけ残りができてしまった。
下線部(1)と(2)のときの全体の重さはどれだけですか。次のア~カから1つずつ選びなさい。
(筑波大学附属駒場中学部)
ア ちょうど50 gだった。
イ 50 gより重く,60 gより軽かった。
ウ ちょうど60 gだった。
エ 60 gより重く,70 gより軽かった。
オ ちょうど70 gだった。
カ 70 gより重かった。
『中学入試 理科のまちがえるところがすっきりわかる 』(127ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
(1)…ウ
(2)…オ
【つまずき注意】全体の重さは,ものをつくっている小さいつぶ全部の重さだから,全体のつぶの数で決まる。
(1)では,50+ 10 = 60(g)
(2)では,(1)にさらに10g の食塩を加えたから,全体の重さは,60+ 10 = 70(g)