「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、毎週1回、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
次の文章を読んで,あとの問いに答えなさい。 (跡見学園中学校)
8代将軍( )の後継(あとつぎ)争いに,①有力な守護大名(しゅごだいみょう)の争いがからんで,1467年に応仁(おうにん)の乱が起きた。これをきっかけに②下の者が上の者を実力でたおす風潮が強まり,戦国時代に入った。
(1)空らん( )にあてはまる人物を漢字で答えなさい。
(2)下線部①にあてはまる大名を,次のア~オから2つ選び,記号で答えなさい。
ア 北条(ほうじょう)氏 イ 山名(やまな)氏 ウ 上杉(うえすぎ)氏
エ 島津(しまづ)氏 オ 細川(ほそかわ)氏
(3)下線部②の風潮を何といいますか,ひらがな6字で答えなさい
『中学入試 社会のまちがえるところがすっきりわかる』(95ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
(1) 足利義政(あしかがよしまさ) (2) イ,オ (3) げこくじょう
(1) 足利氏の将軍は,初代の尊氏(たかうじ),3代の義満(よしみつ),8代の義政,最後の義昭(よしあき)の4人をおさえよう。
(2) 山名(やまな)氏は室町幕府の侍所(さむらいどころ)の長官,細川(ほそかわ)氏は管領(かんれい)を務める家柄(いえがら)だった。
(3)【つまずき注意】 下剋上とは,下の者が上の者にうちかつという意味である。問題文をよく読んで,ひらがなで答える点に注意する。