「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、毎週1回、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
地球について述べた次の文について,あとの問いに答えなさい。 (芝浦工業大学附属中学校)
地球の表面は約70%が( A )におおわれており,地表から約100km までの範囲には大気があります。大気の成分としては78%が( B ),21%が( C ),0.9%がアルゴン,0.04%が( D )です。
(1) 文中の空らん( A )~( D )に適当な語句を入れなさい。
(2) 下線部の大気の成分について,太陽を利用した植物の活動によって成分の割合が保たれている気体はどれですか。次のア~エから選び,記号で答えなさい。
ア オゾン層を破壊(はかい)するといわれている気体
イ オキシドールに二酸化マンガンを加えると発生する気体
ウ 飛行船や風船などに用いる気体
エ 鉄くぎに塩酸を加えると発生する気体
(3) (2) の植物の活動を何といいますか。漢字で答えなさい。
(4) (2) の植物の活動が低下していくと,増加してくる大気の成分はどれですか。文中のB~Dから選び,記号で答えなさい。
『中学入試 理科のまちがえるところがすっきりわかる 』(139ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
(1) A…海(水) B…ちっ素 C…酸素 D…二酸化炭素
(2) イ
(3) 光合成
(4) D
(1) 地球全体で見ると,陸地より海のほうがはるかに広い。(海が陸地の2 倍以上をしめる。)
(2)・(3) 「太陽を利用した植物の活動」とは光合成のことだから,「それによって成分の割合が保たれている気体」は酸素か二酸化炭素をさす。
アはフロンガス,イは酸素,ウはヘリウム,エは水素である。