「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、毎週1回、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
長さ1m で重さが1kg のまっすぐで太さが一定な棒があります。この棒を図1のように右はしから60cm の位置につるしたとき,棒を水平にたもつには,棒の左はしにつるすおもりの重さを何gにすればよいですか。 (城北中学校)
『中学入試 理科のまちがえるところがすっきりわかる 』(101ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
250
太さが一定な棒だから,重心は真ん中(棒がつるされている位置=支点の10cm右)にある。ここに1kg =1000gのおもりがつるされていると考えればよい。したがって,棒を右にかたむけるはたらきは,1000× 10 =10000である。棒の左はしは支点から40cmだから, 棒を左にかたむけるはたらきを10000にするには,10000÷ 40 = 250(g)のおもりをつるせばよい。