「まちがえるところがすっきりわかる」シリーズは中学入試に向けて勉強をはじめたみなさんが、つまずいたところをしっかり理解できるように作られた問題集です。中学入試対策では苦手分野を作らないことが大切です。この本では、入試の基礎となる問題を選び、受験生がまちがえやすいポイントを丁寧に解説しています。
この「入試問題にチャレンジ」コーナーでは、毎週1回、実際の入試問題を本書から掲載します。ぜひ挑戦してください!受験生がまちがえやすい問題やポイントをもっと学習したい方は、本書をご購入ください。
文中の空らんに当てはまる語句を語群から選び,記号で答えなさい。 (湘南学園中学校)
右図を見ると,水平方向に平たんではない面が2か所ある。
ひとつはA~Cの層ができあがったあとに,大きな( 1 )力が加わり,地層が変形したものである。このような水平方向に力が加わったために起こる地層の変形を( 2 )という。( 2 )が生じるときに発生するエネルギーが( 3 )となる。
もうひとつの平たんではないか所はC層とD層の境目である。これは,A~Cの層ができ,( 2 )の形成の( 4 )に,A~Cの層がいったん( 5 )し,地表の水などの作用で( 6 )を受け,その後( 7 )してD層がたい積したために生じたと考えられる。
[語群]
ア 隆起 イ 沈降 ウ おす エ 引く オ 前
カ 後 キ 火山 ク 地震 ケ しん食 コ たい積
サ 風化 シ 断層 ス しゅう曲
『中学入試 理科のまちがえるところがすっきりわかる 』(87ページ)から出題しました。本シリーズは「算数文章題」「算数図形」「国語文章読解」「理科」「社会」があります。
1 ウ 2 シ 3 ク 4 カ 5 ア
6 ケ 7 イ
図の地層は,次のようにしてできた。
(1) A~Cが海底でたい積した。
(2) 断層ができた。
(3) 隆起して陸上に現れ,しん食された。
(4) 沈降して海底になった。
(5) Dがたい積した。
【つまずき注意】(5)が(2)の後であることは,断層がA~Cで止まっていて,Dをつらぬいていないことからわかる。