2011-04-02

はばたくチカラ
中学生・高校生の部活File

志望校選択の理由のひとつになる「部活動」。さまざまな部活動を通じて輝いている先輩方の姿を編集部が取材します。

豊島岡女子学園中学校・高校 コーラス部(後編)

部員数 中学生:73名 高校生:45名
部活動の特徴 「自分を生かしながら他も生かす」ことを目指して日々努力しています。合唱に必要なものは良質な声と仲間を思いやる心。個人的な技術磨きも大切ですが、人との繋がりを意識して心と声を「合わせる」ことで合唱は生まれます。桃季祭は中高一緒に、コンクールは中高別に活動しながら、一人ひとりが主役として頑張っています。(顧問:柴田先生)

豊島岡女子学園中学校高等学校 のコーラス部は強豪校として知られています。2010年の第63回全日本合唱コンクール全国大会では中学校・高等学校ともに金賞を受賞し、高校は文部科学大臣賞も受賞しました。さらに、第77回 NHK全国学校音楽コンクールでは、高校が銅賞を受賞しました。そんなコーラス部から、高校の部長の川名さん(高校2年)、杉本さん(高校2年)、松下さん(高校2年)、斎藤さん(高校1年)、中学校の部長の鷲見さん(中学3年)、顧問の柴田先生にお話を伺いました。

豊島岡女子学園中学校・高等学校 コーラス部(前編)はこちら

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後列・左から 川名さん、松下さん、鷲見さん
前列・左から杉本さん、柴田先生、松下さん

-コーラス部に入ってから、自分が変わったことや、成長したなと感じることはありますか。
杉本さん
時間の使い方がうまくなったような気がします。中学時代は受験勉強が忙しく、辛くて本番の直前でバテてしまいました。今も部活の忙しさはありますが、勉強との両立が苦にならなくなりました。
川名さん
小学生の頃は内向的な性格だったのですが、人前で歌う機会が増えたことで、積極的で社交的になってきました。
斎藤さん
通常の部活動のほかに、今年は高校1年生全員で自主練をしました。その結果、コンクールでも上位に行くことができました。「ちゃんとやればできる」ということがわかって、自信が持てるようになりました。
鷲見さん
勉強の「やり方」が少し分かってきた気がします。私は几帳面な性格なのですが、以前は、勉強するときは「全部やらなきゃいけない」と必死でした。最近は、「これをやっておけば良いかな」と選んで取り組むようになりました。
松下さん
小学生のころは全く積極的ではなく、何に対しても立候補しないで、ただ座っているだけでした。中学生のときは、わからない問題があっても、先生に質問できませんでした。高校2年生になってからは、先生に質問するために勉強するほど自主的になり、勉強へのやる気も出てきました。文化祭でも主役に立候補するなど、積極的になりました。
-部活動をしていると、普段の勉強や受験勉強時間を作るのが大変ではありませんか?
杉本さん
豊島岡は授業の進行が早いので、毎日勉強しないと追いつかないんです。だから、夕飯後は寝るまでずっと勉強をしています。といいつつも、なんだかんだ2時間くらいしかできないかな。テスト前になると部活がなくなるので、7時から10時くらいまで勉強しています。意識的に「勉強する時間をとろう」って考えるようにしています。
鷲見さん
私は部活以外にもクラシックバレエを習っているので、普段はほとんど勉強できません。そのため、休みの日にまとめて勉強するようにしています。
-川名さん(高校部部長)、鷲見さん(中学部部長)は、部長として苦労されたことはありましたか。
鷲見さん
部長が一人でひっぱるというよりも、中学3年生皆がフォローしてくれたり、後輩も協力してくれるので、いつも楽しく過ごしています。
川名さん
自分は部長に向いていないと思っていました。代々の部長は皆しっかりなさっていたので、自分も「がんばって追いつかないと」と思っていました。 「皆が集中できるようにテキパキやらないと…」と、自分なりにはがんばっていたつもりですが、できていたのかな?と振り返ることがあります。
杉本さん
私の目からは、しっかりしているように見えていてわかりませんでした。(一同うなずく)
松下さん
客観的に見ていると、部長がそんなに悩んでいるようには見えませんでした。私がもっとサポートしてあげたかったです。
斎藤さん
夏休みなど2時間練習を続けると、皆疲れてしまいますが、部長はいつもがんばっていました。部長自身は、休み時間は遊んで、練習にはしっかり取り組むなど、メリハリつけてらっしゃったので、私たちも集中することができました。
■努力は裏切らない、自分を信じて頑張って!
-受験生へのメッセージをお願いします。
鷲見さん
無理をし過ぎるのは、辛いと思います。 がんばるところはがんばって、力を抜けるところは抜いて計画的にやってみると、受験勉強がただの辛い思い出にはならないと思います。
杉本さん
受験勉強はできる限り努力をしないと、後悔が残ってしまいます。 しなくてもよい後悔は、しないほうがいいので、全力で臨んでほしいです。
入学後に精一杯楽しめるように、受験勉強は踏ん張って努力してほしいです。努力をすれば、入学後の「楽しさ」が違う気がします。
松下さん
どんなに成績が良かったり悪かったりしても、自分を信じることが一番だと思います。志望校に受かって生活する姿を想像してみたり、自分が過ごしている将来や未来を想像しながら、がんばってほしいです。
川名さん
「がんばってきた努力は絶対に裏切らない」ことを、部活動を通じて感じました。 自分がちゃんと勉強していると思うなら、自信をもってがんばってほしいです。
斎藤さん
受験直前に「自分がだめだ」と不安に思うこともあるかもしれません。今までやってきたから、大丈夫なはずです。がんばった分だけ終わったあとの達成感が大きいと思うので、そのときの様子をイメージして、がんばってください。
■深い絆で結ばれたかけがえのない部活仲間。
-コーラスをやっていて良かったなと思うことを教えてください。
鷲見さん
素晴らしい先生と友達に出会えたことです。皆、本音で言い合った仲間だったので、すごく仲良くなれました。人に恵まれていると実感しています。
斎藤さん
クラスの友達とは違う良さが、部活仲間にあります。長い間ずっと一緒に苦労してきた友達は、とても大切な存在です。

川名さん
コーラス部で、正直に言い合える仲間に出会えたことです。毎日ずっと行動を共にしていて、親よりも相談できる友達かもしれません。母や友人から、「地声がキレイになったね。」と言われたことも嬉しかったです。 コーラスを通じて、皆で一つのものを作っていくことで、協調性も身についてきたと思います。
私は、豊島岡に入って損したことは一つもありません。入学後は毎日が楽しいです。
松下さん
いろいろなことを乗り越えてきた仲間なので、絆がとても深いです。皆とは、一生の友達になるのだなと感じます。 同じ部活をしているからこそ自分を知ってもらえて、学べることが多いです。人に恵まれているのは良かったなと思います。 さらに、卒業をした先輩方との交流も続いているのは素晴らしいことだと思います。
杉本さん
クラス以外の友達ができてよかったです。高入生は、高2まで中入生とは同じクラスになれないので、仲良くなる機会は少なかったはずです。 みんなとのつながりが濃密な部活なので、絆ができたと思います。




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