2010-03-20

学芸科学創造館へようこそ!

「創造」のことばの意味は、「新しいものをはじめてつくりだすこと」です。
この創造館では、旺文社主催「学芸科学コンクール」に寄せられた作品の中から、中・高校生の創造的な作品を紹介していきます。
パスナビ編集部では、みなさんの感性を伸ばし、創造力を高め、これからの未来をひらいてほしいと願っています。

◆「学芸科学コンクール」とは◆

内閣府・文部科学省・環境省後援「全国学芸科学コンクール」は、「全国の小・中・高校生の研究・アートおよび文芸の振興奨励と、青少年の個性の育成」を目的に、各界多方面の方々からご賛同を賜り、昭和32年(1957年)の第1回開催以来旺文社が毎年実施しています。
「青少年の感性を伸ばし、創造力を高める」コンクールの教育的意義をご理解いただき、積極的なご応募を心からお待ち申し上げます。詳しくは学芸科学コンクールのページをご覧ください。
今回は、2010年3月5日(金)に行われた第53回表彰式・ 受賞パーティーで、受賞者にお話を伺った様子を掲載します。

特別企画 受賞者インタビュー(1)

第53回 人文社会科学研究部門 金賞 『照姫まつりと地域のつながり』
村田悠子さん (東京大学教育学部附属中等教育学校 6年生)

東京都練馬区で開催される『照姫まつり』は、今年で23年目を迎えます。

照姫とは、室町時代の美しく聡明であったとされる、石神井の伝説上のお姫様です。父の死を追って身を投げたという悲しい物語が残されています。毎年春に、練馬区では照姫を偲び、「照姫まつり」を開催しています。

目玉の催しである「照姫行列」とは、区民の行列参加者が時代衣装を身にまとい練り歩くものです。

主役の照姫役は、毎年練馬区在住の女性を公募し、オーディションによって選ばれます。なんと、今年人文社会科学研究部門で金賞を受賞された村田悠子さんは、3年前に公開オーディションで照姫役に選ばれたご本人です。

「4年前からお祭りに参加し、照姫役もさせていただきましたが、その中で、お祭りがたくさんの人の力で作られていることを実感しました。その間に、お祭りが始まったころから携わってきた実行委員の方々が辞められるのを目にしたこともあり、参加するだけでなく自分にも何かできないかと思うようになりました。」

あるとき、照姫まつりの実行委員の方から、都立井草高校がお祭りのチラシをくばるなど、当日のボランティアをしているということを耳にされました。

「私たち高校生にもできることはないか、と考え、お世話になったまつりの事務局と相談をしました。そして、『照姫キッズランド』の運営などを手伝うことになりました。」

そこで、自ら井草高校の生徒会長に協力を要請され、ボランティア活動を発展させた「ユースプロジェクト」を立ち上げ、実際のまつりの準備・運営の一部に携わったそうです。

「メンバーが集まるかどうか、本当に高校生にできるのかどうか心配でした。始めは手探り状態でしたが、事前準備で一緒に作業していくうちに、皆が自主的に活動して助けてくれるようになりました。お祭りの前日が雨になってしまい、看板の準備も間に合わない状況になったことがありましたが、当日の朝、皆が早く来て準備をしてくれたときはとても嬉しかったです。」

前例のないプロジェクトを立ち上げ、中心となり動かしていくという大変なことを、村田さんはなぜ最後までやり遂げられれたのか伺うと、

「私だからできることがあったから、そして、みんなの支えがあったからです」とのこと。

「プロジェクトを通じて、実行委員さんや、高校生、お祭りに参加した方、見に来てくださった方など、世代を超えた交流を図ることができたのではないかと思います。お祭り当日に意識調査(アンケート)をお願いしましたが、高校生の活動を見た小学生が、やってみたい…という感想を書いていました。高校生が活動することが、お祭りの担い手を育てることにつながったら嬉しいです。これからも地域の人たちで作り上げる手作り感あふれるお祭りであってほしいです。」と語ってくれました。

研究論文に費やした時間は1年半。高校3年生の夏に論文を書き終えてから、集中して大学受験勉強に取り組み、合格されたそうです。

今年(2010年)の照姫まつりは、4月25日(日)に開催されます。輝いている先輩方を応援しに行きませんか?




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