アボカドの高カロリーの理由は、その脂質の多さによるものですが、
アボカドの脂質はオレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸です。
肉の脂身やバターなどの動物性脂肪に含まれる飽和脂肪酸はコレステロール値を高め、
脂質異常症 (以前は「高脂血症」と呼ばれていました。)の原因となりますが、
不飽和脂肪酸は逆にコレステロールや中性脂肪を減少させる働きがあるとされています。
アボカドには不飽和脂肪酸以外にも、タンパク質やビタミン(特に抗酸化作用※の高いビタミンE)、
ミネラル 、食物繊維も豊富に含まれています。
脂質はビタミンCやAなどの吸収を助ける効果もあるため、とてもバランスの良い優れた食材と言えます。
それぞれの栄養素が抗酸化作用も高く、エネルギー源となるタンパク質も含まれているため、
免疫力アップに効果的です。
※抗酸化作用… 細胞が元気に働くために、毒となる活性酸素を取り除いてくれる作用。細胞が元気に働くことで免疫力が高まります。
味の側面から見ても、様々な食材との相性が良く、
主食からおかずやおつまみ、デザートまで幅広く使えて美味しい料理になります。
◆アボカドを使ったレシピはこちら ⇒ キウイとアボカドのデザートサラダ 、アボカドとじゃこの和風サラダ
今夜のおかずに一品、アボカド料理の追加はいかがでしょうか?
医学博士(免疫アレルギー学)で免疫料理研究家のToshiが免疫学の基礎をレクチャーします。さらに、家族が喜ぶ「美味しく」、「楽しく」、「健康に」をモットーにした、免疫力を高め、受験勉強や入試に打ち勝つレシピを掲載します。受験生のご家族必読!毎月1回更新予定です。