免疫料理人の健康生活アドバイス

2010-12-29健康免疫相談室

ノロウイルスの予防と対策

 

Q: 今年はノロウイルスが原因とみられる感染性胃腸炎が流行していると聞きました。受験前に感染しないか心配です。ノロウイルスについて、予防法と対処法を教えてください。


A: 冬になるとノロウイルスについてニュースでよく耳にしますね。
平成18年の厚生労働省より報告された統計調査によると、食中毒患者のうち30%程度、患者数にして1万人程がノロウイルスによるものとされています。

夏場はO-157やサルモネラ菌など細菌による食中毒が多いですが、ノロウイルスは冬場に感染者が急増します。ノロウイルスの感染によって、ウイルス性の感染性胃腸炎を発症すると、激しい嘔吐や下痢になってしまいます。

ノロウイルスは実験的に培養が難しく、あまり研究が進んでいないウイルスの一つでもあります。そのため、抗ウイルス剤や治療法などがありません。
嘔吐や下痢によってウイルスを身体の外に出すことで症状がなくなり、身体はウイルスから身を守っています。
感染してしまった場合には、嘔吐や下痢によって引き起こされる脱水症状や衰弱を防ぐための対症療法を行いながらウイルスが体内から排除されるのを待ちます。

ノロウイルスは感染力がとても強いウイルスなので、食べ物を通じて経口で体内に入り込んできたり、ノロウイルス感染者の嘔吐物などとの接触によっても感染が広がります。
嘔吐物が乾燥した後も、埃などと一緒に空気中に舞い、空気感染するということも言われています。
したがって、ノロウイルスの感染予防に最も効果的な方法は、手洗いうがいなどにより物理的にウイルスが体内に入ってくるのを防ぐ方法だと考えられています。


食べ物からの感染では、牡蠣などの2枚貝の生食からの感染が多く報告されています。
中までしっかりと加熱することでウイルスは死滅することも知られているので、感染予防の参考にして下さい。

noro2

受験シーズンのような大切な時期は、洗いうがいをしっかりすること、感染者に近づかないようにすることが有効なノロウイルスの予防策です。万が一感染した場合は、水分・栄養補給をしながら安静にお過ごしください。

 




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プロフィール

医学博士(免疫アレルギー学)で免疫料理研究家のToshiが免疫学の基礎をレクチャーします。さらに、家族が喜ぶ「美味しく」、「楽しく」、「健康に」をモットーにした、免疫力を高め、受験勉強や入試に打ち勝つレシピを掲載します。受験生のご家族必読!毎月1回更新予定です。


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