免疫料理人の健康生活アドバイス

2011-03-09免疫料理人とは?

カラダ生き生き!ぬか漬けの効果

最近、本屋でも漬物の専門誌などを目にする機会が多くなってきました。
漬物といえば、日本で古くから伝わる食品を保存する方法です。
漬物にも様々な種類はありますが、私は最近「ぬか漬け」にハマッています。
ぬか漬けにハマッている理由は、美味しいという理由以外にも免疫に大きく関係があることが挙げられます。

ぬか漬けは、米ぬかと塩でできたぬか床の中で野菜の植物性乳酸菌が育ち、さらに漬ける野菜をより美味しくしてくれる漬物です。
したがって、ただ米ぬかと塩の中に野菜を漬けただけでは美味しくなりません。
様々な野菜を何度も何度も繰り返し漬け続けることで、ぬか床が植物性乳酸菌により熟成され、美味しいぬか漬けを漬けることができるのです。

27-0

 

また、ぬか床の中で育つのは植物性乳酸菌だけでなく、産膜酵母(さんまくこうぼ)や酪酸菌(らくさんきん)などの微生物も育ちます。
産膜酵母も酪酸菌も、どちらも腸内の善玉菌ですので身体にとっては悪いものではありません。
しかし、これらの微生物が増えすぎるの独特の臭いを発してしまいます。

産膜酵母は酸素があるところで育ち、酪酸菌は酸素がない所で育ちます。
ぬか床をそのまま放っておくと、空気に触れる部分で産膜酵母が増えすぎて、逆に空気に触れない底の方では酪酸菌が増えすぎてしまいます。
これが臭みの原因になってしまうので、日々ぬか床をかき混ぜることで、これらの微生物の増殖バランスを調整しているのです。

「手間がかかる」という点でぬか床は近年敬遠されがちですが、上記の理由から日々の手入れが必要となってくるのです。

しかし、手間をかけた分だけ身体に良いこともあります。

植物性乳酸菌にしても、産膜酵母や酪酸菌にしても、腸の働きを整えてくれる大切な微生物です。
日々手入れをすることによって、ぬか床が自分だけの腸内細菌工場になるのです。
ここに野菜を漬け込んで食べることによって、腸内細菌の状態を整えて腸の働きの手助けになるのです。

高カロリー・高脂肪の食事が中心となり、ストレス社会でもある現代では、大腸がんをはじめとする腸の病気も増加してきています。
さらに、免疫力を高めるためにも腸の働きはとても大切です。
腸は外界と接する面積が身体の中で一番大きく、免疫系が働く場所としても身体の中で一番の割合を占めています。
花粉症などのアレルギーのきっかけも腸の環境によるものだとされています。

腸の働きを整えるものとして代表的なものが発酵食品です。
味噌やヨーグルトなども発酵食品に含まれます。
上記の背景からも注目されている発酵食品、その中でもぬか漬けは様々な野菜を食べることもできる上に美味しいので、特にお勧めです。
次回は『ぬか漬けのはじめ方』と『美味しいぬか漬け生活』についてお話しをしたいと思います。
乞うご期待!




  • はてなブックマークに追加
  • Facebookでシェア
  • Twitterでシェア
  • Google+でシェア


テーマ一覧

ブログ内検索

プロフィール

医学博士(免疫アレルギー学)で免疫料理研究家のToshiが免疫学の基礎をレクチャーします。さらに、家族が喜ぶ「美味しく」、「楽しく」、「健康に」をモットーにした、免疫力を高め、受験勉強や入試に打ち勝つレシピを掲載します。受験生のご家族必読!毎月1回更新予定です。


月別

以前の月を見る

編集部オススメ
受験に関するアンケート受験に関するアンケート

学校・塾以外で、一日に平均どのくらいの時間勉強しますか? 【受験生に質問】