今週の日曜日(2011年5月22日)に日本さかな検定(愛称:ととけん)の1級を受験しました。
日本さかな検定とは、“魚を学び、旬をおいしく食す”というスローガンのもと、全国のさかな好きが集まる検定試験です。
昨年はじまったばかりの検定で、当時は2級と3級があり、私は2級に無事合格することができました。
今年から始まった1級にチャレンジをして、7月下旬の合格発表を待ちわびているところです。
今でこそ当たり前のように魚が大好きな免疫料理人ですが、いつから魚好きになったのかを思い出してみました。
私の家は両親と3人の男兄弟の5人家族です。
裕福ではありませんでしたが、母は子供たちの成長を考えて、愛情たっぷりの食事をいつも作ってくれていました。
素材そのものを活かした、全て手作りの食事です。(私の実家には今も電子レンジがありません。)
同時に、食事についてはとても厳しく育てられ、食事のマナーはもちろん、出されたものはご飯1粒たりとも残してはいけないと教わりました。
その食事の中には、お魚を使った料理もたくさんありました。
私は母の作る魚料理がとても好きで、身もすべて綺麗に食べ尽くしていました。
骨を箸で綺麗に分けて身を食べ尽くすと、今度は「綺麗に食べたね。」と褒められました。
これがとても嬉しくて、ますます魚を食べることが好きになりました。
一方、父は帰りが遅く、毎日深夜になりました。
母は父のために、大好きなお刺身をほぼ毎日用意していました。
子どもたちにとっては、お刺身は父が少し早く帰ってきた時にもらえる特別な一品でした。
そして、いつも1切れだけしか食べられないので、とても貴重でした。
さまざまな魚料理と、たまにしか食べられないお刺身に触れていたせいか、魚が大好きになりました。
今でこそ自分の力でお刺身を食べられるようになりましたが、ふと思い返してみると、
このような過去があったからいつも特別な思いで食べていることに気が付きました。
免疫料理人としての今、大好きだった魚は免疫力を高める食材として外せないものになりました。
食を通じて歩んできたこれまでの人生が、今の自分を形成している大きな要素であることにも、
免疫料理人として活動をすることで改めて気づきます。
たくさんの新鮮な魚を美味しく食べることができる日本を誇りに思い、同時に感謝しています。
震災などで、たくさんの漁港が被害を被っています。
ぜひ魚をたくさん食べて、日本の漁業を支えていきましょう!